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在宅勤務にちょっと慣れるといじめが始まる気がするからそれを先に止めたい

  在宅勤務にに専念して早くも1ヶ月以上が経って、いろいろ気づきが生まれてきたはちです。

 今日はちょっとそれをまとめてみます。

在宅勤務 ~黎明期~

まずは列挙してみるとこんな感じです。まぁ、ありきたりな答え。

・出勤がなくてゆっくり寝不足回避
・満員電車に乗らなくて良いのでストレスフリー
・移動に当ててた時間が有意義に使える(習い事とかいろいろ)
・家族と長く一緒にいられる
・休憩時間に家事ができる
・外食しないので節約できる

 全体的に今まで「どうしてやらなきゃいけないんだろ・・・なんとかならないかな」と思っていたことがなんとかなっている状態なので基本的にメリットが大きく感じます。例えるなら今までに比べたら夢のような状態。

一方でこんな気づきも

・家庭での勤務環境に不便さを感じる
・椅子やテーブルが合わずに腰や首が痛くなる
・コミュニケーションの取りづらさにストレスが生まれる

 ただ、圧倒的なメリットを覆すほどではないと感じるでしょう。なぜなら前述の通り、「絶対むり」と思っていたことができているわけですから。それに合わせて現在のコロナウイルス下で我慢する必要もあります。

在宅勤務 ~発展期~

 一時的なものから長期化を視野に課題を解決しようとします。具体的には

・モニターなど環境を変えてみる / 増やしてみる
・ヨガをしたり、筋トレしたり家の中で体を動かすようになる
・DiscordやMiroなどコミュニケーションツールを工夫してみる

いわゆる慣れてきた状態なのでこんなことも起きます。

・寝坊する人がちらほら出てくる
・勤務時間内でサボる人もちらほら
・自分で仕事を見つけられず暇になる人もちらほら

本人だけでなく家族も慣れてきます。

・打合せ中に大きな音を出し始める
・家事を手伝わないことに苛立ちを感じ始める
・むしろずっと一緒にいることがストレスになることも

一番感じているのがこの辺りから仕事とプライベートの境目が融けはじめてきます

 特に明確にルールを決めないと、

・いくらでも残業ができてしまう
・相手の勤務時間に関係なく無制限にメンションを送る
・Discordでの雑談やオンライン飲み会など、相手の状況にかかわらず参加できる人だけが正義となる環境が延々と続いてしまう
・移動が伴わないので時間にルーズになる
・ついつい全ての通知にリアルタイムに反応してしまい、心が休まらない

これにより新たなストレスが生まれてくる気がします。これは本人だけじゃなく、家族に対してもストレスになる可能性も。

在宅勤務 ~成熟期~

 自らが自分のルールを決めること、そして相手にもわかるように共有することの必要性に気づきます。そして、それぞれのタイミングで参加できる人、できない人に対する反応や対応を変えないことの必要性に気づきます。

 いわゆる「あいつ付き合い悪いからな・・・」がオンラインでも起こります。オンライン飲み会でも勉強会でもDiscordの雑談でも。

こういった問題から

・「メンション・ハラスメント」
・「通知による心身のバランスを崩す」
・「オンライン仲間外れ」

なんかも起こってしまうのではないかな?と思います。


これらは子どもの頃によくあったような・・・。

・携帯電話を持っていない子やLINEグループに参加しない人を仲間外れにしたり
・飲み会に参加しないと次のイベントに参加できないサークルだったり

 何が言いたくてこのnoteを書いているかというと、在宅勤務に慣れてきたからこそこういったことが生まれないように各自が価値観を尊重する必要があるということと自分でルールを決めないと心を壊すよということ。

 コロナとの戦いという長いトンネルが開けた後に私たちの働き方は大きく変わっていると思います。

 その時に

「在宅勤務は最初はいいけど精神的に辛いからやめた方が良いね」

となるか、

「在宅勤務があれだけちゃんとできたからこれからも選択肢の一つとして続けて行こうよ」

となるかは慣れてきた今、自分と相手にどんな村長ができるかだとなんじゃないかなと思った今日この頃でした。

主にPjM、PO、セールスエンジニア、AWS ソリューションアーキテクトなどを務める。「映像業界の働き方を変える」をモットーにエンジニア組織を超えたスクラムの導入、実践に奔走。DevLOVEなど各種コミュニティーにおいてチームビルディングやワークショップのファシリテーションを行う