40歳からサッカーイラストを描き始めて8年後に日本サッカー協会に辿り着いた話vol.9.5【大空編】
＜vol.9 ロシアW杯編 の続きです＞
2019年の春、
香川真司選手や柴崎岳選手など
多くのプロアスリートが所属する
スポーツマネジメント会社のUDN SPORTSが運営するSNSで
社会貢献活動やコミュニケーション活動の事業団体を設立するため、
６月某日に所属選手たちによる発表記者会見を行ないます。
その際にSNSのフォロワーさん達の中から数名
記者会見会場での見学にご招待します。
という記事が公開されました。
■好機
●アプローチ
本当は特に出張予定はなかったのですがw
ちょうどその日に東京に行く予定があるのですが
記者会見の見学をさせて頂くことは可能しょうか？
と、
UDN APORTSのスタッフTさんに
直接連絡するという（卑怯な）手段を使って
『見学権』をゲットしました。
しかも
Tさん「せっかくなので香川選手の控え室にご招待しますよ」
僕「えー！！！本当ですか！！」
Tさん「当日現地のスタッフにもお名前を伝えておきますね」
「普段は宮内さんかhiroki.38さんの
どちらの名前で活動されてるんですか？」
僕「基本的には宮内ですが、
サッカー関連の時はhiroki.38です」
Tさん「じゃあヒロキさんで伝わるようにしておきますね。
ちなみに38って何か意味があるんですか？」
僕「ミヤうち→38うちです」
Tさん「なるほど笑。では当日お待ちしてます」
僕「ああありがとうございます！よよろしくお願いします！」
と、見学どころか
『香川選手にご挨拶権』もゲットしてしまいました。
自分から言い出したにも関わらず
「とうとうあの香川選手に会える時が来た、、」
という喜びと興奮と緊張が入り混じり、
最初は何を話せば良いのだろう？とか
イラストをプレゼントして喜んでもらえるかな？とか
あれこれ会話のシミュレーションをしながら
寝付けない日々を過ごしました。
●対面の時
そして迎えた記者会見当日、
会場のホテルでは、
普段は海外で活躍しているアスリートたちが
一堂に会するのはかなり貴重な機会のため
多くのメディア関係の方々や、賓客風の方々が
慌ただしく関係者通路を出入りしており、
僕はエントランスでその光景を眺めながら
そわそわと緊張しながら待機していました。
そして会見が始まる10分前、、
「ヒロキさんお待たせしました」
いよいよその時が来ました！
控え室へ案内して頂き
扉を開けるとそこには
あの
香川真司選手！！
と、
日本代表デビュー戦での初ゴール、
クラブW杯でのレアルマドリード戦での2ゴールで世界に衝撃を与えた
あの
柴崎岳選手！
と、
衝撃の五輪落選をバネに日本代表に上り詰め
ロシアW杯に導いた立役者の
あの
原口元気選手！
と、
どちらのサイドバックでも即座に対応出来る貴重な存在
まだまだ代表で活躍する姿を観たかった
あの
酒井高徳選手！
と、
アビスパから世界へ。
今後10年間は日本のセンターバックは安泰の
あの福岡の至宝
冨安健洋選手！
と、
どんな困難や逆境も、
才能と努力でねじ伏せる天才バドミントンプレイヤーの
あの
桃田賢斗選手！
が目の前に！！
しかも、
選手たちを囲んで
スタッフ関係者の皆様が勢揃い！！
今回お会いできるのは香川選手だけだと
勝手に思い込んでいたので、
びっくりして完全に頭が真っ白になって、
シミュレーションしてた会話は全て飛んで、
「初めましてヒロキと申します。
いつも勝手に描かせて頂いています。
ごめんなさい、、、」
みたいなことを言ったような言ってないような感じで
自己紹介もまともに出来ず、
もったいないことに
プレゼント用に描いたイラストを
選手の皆さん一人一人にお渡しした時も
何かを喋ったかほぼ覚えておりません、泣
ただただ、皆さんにすごく優しく
ご対応頂いたことだけ覚えています。
●サプライズ
そして、
選手の皆さんにイラストを渡し終えた時、
「実はこちらからもプレゼントを用意しておりまして」
とUDNさんからのサプライズで
何と日本代表のユニフォームを頂きました！
しかも背中には「HIROKI.38」のネームが！！
しかも全員のサイン入り！
てか、
あの時のTさんとの何気ない38の会話は
このユニフォームの為に？
粋！すごー！！
ちなみにどれくらいテンパっていたかというと、最後の最後まで僕の隣に元女子日本代表のレジェンド選手の宮間あやさんが立っていたことに気付かなかったというくらいにテンパっていました汗
改めましてその節は
一介のイラストレーターの僕の為に
会見前の多忙な時間を割いて頂き、
しかも最高に素敵なお土産まで頂き、
アスリートの皆さま、UDN関係者の皆さま、
貴重な体験と最高の思い出を
本当にありがとうございました！
そして
記者会見の見学を終え会場をあとにした僕は
大空に輝く星（スター）達を見上げ、
手が届かないほど遠くのものでも
地道に土台を積み上げていけば
いつか届く日が来るものさ
おじさんになっても夢は叶うよ
心のポエムが溢れ出すほどに興奮状態のまま
宿泊ホテルへ向かうのでした。
●報告
サッカーイラストの投稿を開始した
2014年の僕へ。
あの時イラストを描き始めてくれて本当にありがとう！
2019年の僕は
大好きなアスリート達に囲まれての記念撮影の時に
緊張で舞い上がって、
柴崎選手の足を踏んでしまうよ。
あ！それと
キャプテン翼に出会い、サッカーに出会い、
adiosのジャージ（adidasの偽物）を買ってもらって喜んでる
小学3年生の僕へ。
2019年の僕は今度
キャプテン翼の作者 高橋陽一先生と一緒に
ソフトボールやることになりました。
＜vol.10 翼編に続きます＞
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