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千田琢哉『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』5つの金言

はじめに

みなさん、こんにちは!菅原大貴です。

「おすすめの本シリーズ」第2弾。今回ご紹介する本は、千田琢哉さんの『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』です!

この本は、僕が読書にハマるきっかけにもなった本で、僕が「運命の本」と呼んでいる本のなかの1冊です。

前回ご紹介させていただいた、前田裕二さんの『メモの魔力』を読んで、読書の素晴らしさを実感した僕は、もっと読書を好きになりたい!と思い、「読書について本」を探していました。

そんな時、この本を見つけ、パラパラとページをめくっていると、「僕の出身校は、仙台の丸善と金港堂だ。」というフレーズを見つけ、親近感から即買いしたのでした。

そんな、千田琢哉さんの『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』の金言5つを今回も紹介していきます!

あなたの琴線に触れる言葉があれば、メモを取りながらご覧ください。

それでは、スタートです!!


1. 本を借りて読む人は、自分も一生使われて終わる。

ちょっときつめの表現ですが、著者は「お金を払うことによって、知恵に対する敬意が芽生えてくる」と言っています。

逆に言うと、「お金を払わない限り、知恵に対する敬意が芽生えず、傲慢になって学ぶことができない」とも言うことができます。

「お金を払うことの意味」について考えさせられるフレーズでした。

ただ、学生などで「本をそんなに買う余裕ないよ!」という人もいるかと思います。

そんなときは、この言葉を思い出して本をためらわずに買いましょう。

それは、「どんな1冊にも10万円の価値がある」という言葉です。

著者は、「本が高いと思っている人は、本を買ってはいけない」と言っています。

なぜなら、本というのは、著者の人生の一部を削り取ってお裾分けしてもらっているものであり、僕たちが一生かけても体験できるかわからない、その道のプロが関わっている知恵に、触れることができるからです。

この言葉から、学ぶ姿勢というのは、認識を少し変えるだけで自ら作り上げることができるということを学びました。


2. いつも群がっている人は、真の成功者にはなれない。

あなたの周りに「一人では何もできない、何をするにも誰かと一緒」という人はいませんか?

僕の周りには正直たくさんいます(笑)

こういった人に成功は訪れません。

なぜなら、群れていても愚痴を言い合って生産性のない会話ばかりが繰り広げられる場合が多いからです。

ただ、「いつも一人でいるのは寂しいのではないか?」と思われるかもしれませんが、この質問は愚問です。

いつも一人でいる人に限って、心底信頼できる友達やパートナーがいます。

物理的な距離は離れていても、心の距離が離れていないのでちっとも寂しくないのです。

では、成功している人たちは一人で何をしているのでしょうか?

答えは簡単です。本を読んでいるのです。

そこで著者は、「お金持ちを目指すより、時間持ちを目指せ」と言っています。

本を読む時間を作り、一人で黙々と本を読み続けることで成功者の道を歩き始めることができます。

1人で輝ける人だけが、別の1人で輝いている人と出逢うことができるのです。


3. 100%と101%のための努力の差はごくわずか。でも、評価には無限の差が付く。

「感動は期待の101%で、満足は期待の100%です。

感動と満足はわずか1%の違いしかありませんが、その1%の差は圧倒的な差です。

この1%のために人は仕事をしていて、この1%がなければいかなる仕事も0点なのです。

なので、この1%のために圧倒的な読書をしておくことです。

圧倒的な読書をしていると、自分ではたいしたことを言ったつもりではなくても、勝手に周囲が評価してくれる瞬間がやってきます。」

お客様の期待を1%でも超えること。その意識があるのとないのでは仕事の質が変わってくると思います。

ただ、この1%というのは、その人が発する些細な一言やその人の所作のような、人間的な部分で差がついてくるのかなと思っています。

読書によってその1%をつかみに行くレッスンをしているという意識で本を読んでいると、モチベーションも上がると思います。


4. どん底状態こそ真の読書の好機。幸せの絶頂期に運命の本に出逢う人はいない。

著者は、「運命の本はつらい時にしか出会えない」と言っています。

確かに、何もかも順風満帆な時期に本を読んでもいまひとつ身になった気がしません。

というよりも、そんな時期に本は読みません。

何をやってもうまくいかない、あーでもないこうでもないと言っているときにだけ、胸を打つ言葉に出会い、「俺ってバカだな」と、つい1人で笑ってしまうはずです(笑)

人生山あり谷ありと言いますが、そんな谷の時期には「読書の好機」とポジティブに捉え、本を読みまくりましょう。

そんなことを繰り返していれば、気付いたら山の頂上にいることでしょう。


5. 20代のうちに、30代40代の予習をしておく。

著者は、大学生の頃から30代40代向けの様々な本を読んでいたことから、就活、社会人1年目、転職、独立とすべての転機において「初めて」と感じたことが一度もなかったと言います。

すべて大学生の頃に読んだ本をなぞって、復習していたような感覚だったのです。

学校でしたように社会人になっても人生の予習をすることで、本で読んだことが現実にも次々と起こり、様々な転機に対応できるようになるのです。

「人は自分が読んだ本のような人生を歩む」

今は、この言葉の真意はわからないのですが、もっと本を読んで「本で読んだことが次々と現実に起こる」という経験をこれからしていければと思っています。


おわりに

最後にこの本の特徴を何個かご紹介します。

まずは、何といっても読みやすさ。2,3時間あれば余裕で読み切ることができます。

なぜなら、見開き2ページで1フレーズごとの説明が書かれているからです。

ジャンルも8つに分かれていて非常に読みやすい作りになっています。

続いて、その8つのジャンルごとに3冊の本が紹介されていることです。

読書のスタートアップ本としてはもってこいの1冊で、その中から気になる本を見つけることもできると思います。

最後に、要点がわかりやすいこと。

この本には毎ページにまとめが載っており、「結局何が言いたかったの?」ということがありません。

ひとつひとつのフレーズがすっと頭の中に入ってきて腹落ちします。


今回も最後までお読み頂きありがとうございました!

いかがでしたでしょうか?

みなさんの心にも「グサッ」と刺さるような言葉を紹介できていれば幸いです。

少しでもいいなと思ったら、スキやフォロー、コメントよろしくお願いします!

それでは、次回もお楽しみに!!


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