近年になって初めて知った事件のこと

1.シャロンテート事件と、チャールズマンソンのこと

これらのことを知ったきっかけを、今は詳細に覚えてはいなのですが、何気なくネットを検索とかしていたら、偶然知ったものだったような気がします。事件が残虐だから、そんなしょっちゅうは「こんなことがあった」と報じられたりもしないからだろうとは思いますが。
私は音楽グループ・ビーチボーイズの曲を2019年ごろから好きになり始めて聴くようになっていたのですが、その中のメンバーの一人と、チャールズマンソンが一時仲が良かったみたいな情報を得たのがはじまりだったような気がします。また、シャロンテート事件を題材にしたクエンティン・タランティーノ監督の映画が当時公開され始めた時期だったこともあり、この事件の情報も入りやすくなっていたのかもしれません。
それと、私はロマン・ポランスキー監督の映画でゴーストライターとかナインスゲートとかを見て面白いなと思っていたのですが、それらの映画を見ていたころは、まさかこんな残虐な事件が過去に起きていたとは全く知りませんでした。ロマン・ポランスキー監督は自身のスキャンダルもあったりする一方で、若いころこんな不幸にもあったりしていて、すごい激動の人生を歩んでいるなと思いました。
また、チャールズマンソンのことも気になって少し調べたら、生い立ちからかなり不幸というか、自分では想像もできないような人生だなと思いました。彼のようなカルト集団のリーダーというか、そういう人物のことを知ると、「なぜこの人はこういう、悪事をするような人間になったのだろう?」と、原因を知りたくなります。生まれたとき、赤ん坊のころは当然悪人ではなかったはずです。チャールズマンソンの場合、生まれが不幸でなかったら、レコードデビューの話が立ち消えになっていなかったら…など、もしかしたら凶悪な犯罪を犯す人間になっていなかったかもと考えますが、結局はなるようにしかならないので、たらればのことを言っても、仕方ありませんね。
彼のつくったカルト集団の信者たちが、客観的に見ればおかしなことなのに彼のことを盲目に信じて残虐な事件を起こしてしまうというのが、いかにもカルト的というか、被害者からするとたまったものではないだろうな、と思いました。

2.山岳ベース事件のこと

あさま山荘事件の、鉄球が建物にドカーンとぶつかる映像を昔何度か見ていて、その事件の存在自体は知っていたのですが、そのあさま山荘に当事者たちが行く前の、彼らのアジト内でそのような恐ろしい事件(仲間うちで12人もの死亡者を出したリンチ事件)が起こっていたことは、近年まで知りませんでした。
また、私は山本直樹さんの漫画が好きで「ありがとう」とか「ビリーバーズ」とか「僕らはみんな生きている」とか読んでいたのですが、レッドという漫画が連載されていたころは読んでいなくて、連合赤軍のことを取り扱っている、ということは少し知っていたのですが、それほど興味がなかったので、読んでいませんでした。でも最近になって当時のことを知りたくなったということもあり、レッドを読んだので、この事件のことを詳しく知ることができました。
シャロンテート事件を起こしたチャールズマンソンとその信者たちの時もそうですが、取り返しのつかない残虐な事件を起こしてしまうのは、客観的な視点が次第になくなっていき、思い込みが強くなってしまった結果、明らかにおかしなことなのに、「やるしかない」という精神状態になってしまうからなのかもしれませんね。


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