【デザイン素人が発注するには】印刷・公開直前の最終確認で注意したいポイント!

こんにちは。
デザインの仕事から離れて随分経つのに、
校正(正しいかどうかの確認をする作業)の無限ループの夢をよく見る広川です。

経験がある方でしたら分かると思いますが、
控えめに言って地獄です。

神経をすり減らしながら、注意深く確認していく作業は、かなり大変です。

ちょっとした表記ミスが、大問題に発展することも。
刷り直しが出来ればまだマシな方で、
すでに回収すら出来ない相手に配られ、補償問題になった話を聞いたことがあります。

怖い、怖い。

この手の夢の結末は、印刷物が届いたら、
取り返しがつかない大きな間違いに気付いて、
ウオォォォオオオオ!って叫んで目が冷めます。

悪夢です。

そんな校正地獄の真っ只中にいる方、
本当にお疲れ様です。

さて今回は、悪夢を見たついでと言っては何ですが、
不慣れな素人向けに、最終確認で優先して見るべきポイントをまとめてみます。


そもそも最終確認とは?


そもそも、最終確認とはどんな確認でしょうか?
「うん、これでOK」という確認を最後に取るものです。

基本的には、この時点で何度か校正のやり取りが終わっているので、
修正なし”を前提とした確認です

制作サイドから言えば、
これで印刷(サイトの場合は公開)します、
という宣言に近い工程ですね。

でしたら、確認する意味とは何なのでしょうか?

個人的には、追加料金を払ってでも直したい、
致命的なミスを見つけ出すラストチャンス
だと思っています。

それでは、詳しく見ていきましょう。


確認しておきたい優先順位とは?


それでは、どんな事に注意しながら確認したら良いのでしょうか。

ポイントは、世に出てしまってはマズイ順に見ていくことです。

具体的な優先順位の例をあげてみましょう。

  1. 見せてはいけない写真やテキストが無いか

  2. 協力先企業などがある時は、確認した内容になっているか

  3. 数字は間違っていないか

  4. 固有名詞や住所は、間違っていないか

いかがでしょうか?
何を指しているか、お分かりでしょうか。

少しご説明していきますね。


1.見せてはいけない写真やテキストが無いか

最優先して確認したい、致命的な内容です。
見逃してしまうと、企業秘密が漏れてしまうからです。

もし見つけた時は、お金を払ってでも修正をお願いしましょう。

例えば…

  • 公開されていない機械や、工程の写真を使っている

  • 社外秘の内容を掲載している

  • 知らてはいけない内容が、反射などで映り込んでいる

などなど。
自己判断は禁物です。

実際に現場で働く担当者に、見せたことはありますか?

当たり前の風景に、実は企業秘密が含まれている、なんて場合もあります。

特に製造業の機械、事務所のディスプレイや机の上、
棚の書類などに注意しましょう。
(棚のファイルに、未公開の取引先名が入っていた実例があります)


2.協力先企業などがある時は、確認した内容になっているか

社外に協力してもらっている場合は、きちんと見せていると思います。

見せて、確認済みの内容になっていますか?

まれに、制作側のミスで修正前の内容に入れ替わっていることがあります。

この場合は、完全に制作ミスですから、
直してもらうようにしましょう。
(社外に迷惑をかけてしまいます)


3.数字は間違っていないか


文中やグラフの中にある数字や値段は、合っていますか?

小数点が無いなど、細かな注意が必要です。


4.固有名詞や住所は、間違っていないか

初歩の初歩ですが、固有名詞や住所にも注意が必要です。

特に電話番号や、人名の漢字が間違いやすいので気をつけましす。


こんな所もチェックしましょう!


もし、まだ余裕があるようでしたら、
こちらも確認しておきましょう。

  • 似た書式を繰り返し並ぶテキストの内容(同じ内容が繰り返されていないか)

  • 前回の校正の内容が反映されているか(まれに、修正前や何回か前の内容にすり替わっている時がある)

  • 印刷物の場合は、仕様、部数、発送先(特に直送の場合は再度確認)など

  • サイトの場合は、公開日、公開設定など




もし間違いに気づいたら


もし間違いに気づいたら、他にないか確認をしましょう。

1つ見つけても、もっとマズイ間違いがある場合も。

落ち着いて確認をしましょう。

確認をして、こちら側の確認漏れなのか、
制作側のミスなのか判断をした上で、
決裁権を持つ責任者に相談をすると良いですね。

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