鼻うがいのすすめ~慢性鼻炎・花粉症の方へ~
1.はじめに
私は現在53歳になりますが、かれこれ30年ほど慢性鼻炎に悩まされています。季節性の花粉症もありスギではなくブタクサ(イネ科)の花粉に弱いです。
もう一生鼻炎とはお付き合いしていくしかないと諦めていましたが、最近「鼻うがい」をするようになってから、症状が大分収まってきました。
完治というわけではありませんが、鼻をかむ回数が半分程度になった印象です。
今回は私と同じく慢性鼻炎に悩まされている方に向けて、鼻うがいの方法や生理食塩水のお得な作り方などをご紹介したいと思います。
2.市販の「鼻うがい」の商品
ドラッグストアなどに行くと、鼻うがい用の商品がいろいろと並んでいると思います。ぶっちゃけどれでもいいのですが、個人的には容器のサイズが250mlくらいはある方がいいと思います。
あまり小さいとしっかりと洗うことができません。
私はYouTubeでお勧めされていた「サイナス・リンス」という商品を使っていますが、テレビCMでおなじみの「ハナノア」などでもいいと思います。ただし、ハナノアは容器が小さいので注意が必要です。
さて、問題なのは容器の方ではなく鼻に通す洗浄液(生理食塩水)を作る方法です。
例えば、サイナス・リンスの場合ですと、リフィル(サシェ)が別売されています。これはお湯250mlに溶かすだけで、簡単に最適な生理食塩水を作ることができます。がしかし、、、値段が高いです。
60包入りで約2,000円くらいです。
ハナノアの場合ですと、500ml入りの洗浄液が売っており、約900円です。
3.生理食塩水を自分で安く作る
そんなわけで、生理食塩水を自分で作りましょう。
経済的に余裕のある方は上記のリフィルや洗浄液を購入された方がいいかもしれません。
さて、まずは必要なアイテムをご紹介します。
まずは、計量カップ(500ml)と計量スプーン(小さじ1/2、2.5ml、2.5cc)です。そして、塩(500g入り、約300円)です。
どれもスーパーなどで簡単に手に入ります。
あとは、塩を入れる密閉式のガラス容器(600ml)です。私はダイソーで買いました。
作り方は簡単です。計量カップに水を100mlくらい入れてから、電気ポットからお湯を足していって目盛りが250ml ~ 300mlくらいの位置に合わせます。これでぬるま湯が完成です。
細かいことを言いますと、水275ml、塩2.5gで0.9%の生理食塩水になります。でも、だいたいでOKです。要は鼻に通した時にツーンとしないためですから。
そして、計量スプーン1杯分塩をお湯の中に入れて溶かします。計量スプーンは一応すりきりで図るのが正式のようですが、こちらもだいたいでいいでしょう。これで、よくかき混ぜれば約0.9%の生理食塩水の完成です。
4.鼻うがいのやり方
実際に鼻うがいをする時は、容器を手で押して洗浄液を出す際に「アー」と声を出すのがいいそうです。
そうすると、あまり口の方に出てこないみたいです。そうはいってもやはりある程度は口の方に出てきてしまいますので、なるべく吐き出して飲み込まないようにします。
サイナス・リンスの場合ですと、左側2回、右側2回、左側2回くらいで、ちょうど250mlがなくなる感じです。けっこうな勢いで出ますので最初は驚くかもしれません。私の場合には「左側2回」が終わったら軽く鼻をかみます。洗浄液と一緒にけっこう鼻水も出ます。そして「右側2回」やってまた軽く鼻をかみます。こんな感じで行っています。
一通り終わったら、頭を逆さまにして(頭頂部が下、アゴが上)しばらく待ってから、指で片方の穴を抑えて「フーン!」と残った洗浄液を出します。意外に鼻の奥のあたり(ほっぺの内側?)に残っています。
これをやっておかないと、数時間くらいして布団を敷いたりしている時に、思わず鼻から洗浄液がツーっと出てきたりします。
さて、鼻うがいが終わったら、容器と計量カップを水ですすいで洗います。最後に計量カップの中に容器と鼻に入れるノズルを逆さまにして入れておきます。
これを習慣にしてしまいましょう。会社や学校から帰ってきた時に、手洗いのついでにやってしまうのがいいと思います。
5.さいごに
私の場合には、鼻うがいによって慢性鼻炎の症状がかなり楽になりました。普通に考えて、喉にはチリやホコリ、排気ガス、ウイルスなどが付着するんですから、鼻の中にも付着していて当然ですよね。鼻うがいでしっかりと洗い流してスッキリしましょう。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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