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映画:マーベルズ

11月10日公開の最速上映0:00回のマーベルズを観てきました!

普段は見終わったあとしばらく頭の中で吟味をしてからの感想となるのですが、今回はもう観た直後の思いが爆発しそうだったのでさっそくnoteを開きました。

以下、極力ネタバレは防ぎますが漏れる部分があるので、未鑑賞で読む方は注意してください。

というわけで。

観てきましたマーベルズ。

とりあえず現在放送中のロキシーズン2を含め、全ての映画、ドラマ作品を鑑賞しています。

前回のガーディアンズ(GotG Vol.3)はMCUの作品としても、ガーディアンズシリーズとしてとても素晴らしいものでした。実際に映画館に足を運んだ回数は5回。ストーリー、音楽、映像、どれもエンターテイメント作品として完成されていました。

そしてそんな期待値を上げてしまったあとのこのマーベルズ。

内容はどちらかというとコメディーノリが強く、身体が入れ替わるという縛りがあることもあり、そこまで激しいバトルなどもありませんでした。キャプテン・マーベルからしたらある意味、日常の一コマとなるほどの戦いでした。

その中でも、ドラマから参加しているミズ・マーベルやモニカ・ランボーの活躍もおもしろおかしく描かれており、思わず声を漏らして笑ってしまうシーンもありました。

今回のヴィランはクリー人のダー・ベン。内戦によって資源が枯渇した惑星ハラ(キャロルが最初にいた星)をなんとか甦らせようと奮闘しています。ただ、そのやり方が少し乱暴なため、チームとなったマーベルズが阻止しようする展開。

そして色々あり、物語は終着点へ。

この時点で、映画を見ている私の頭の中は「これでいいの?」ということでいっぱい。

エンドロールが始まり、もちろんお馴染みのポストクレジットもあって、マーベルズが終了。

そしてパンフレットを3部(今回はマーベルズの他、ミズマーベルとシークレットインベージョンもありました)を購入し、トボトボと家路へ向かう中、頭の中のモヤモヤがいっぱいに。

これはただの今後のための通過点の映画だったのか????

キャロルの過去の掘り下げも中途半端。惑星ハラの件も、マリアの件も、冒頭の記憶巡りずむ装置の箇所も匂わせ感が強すぎたのもあり、肩透かし感を感じた。なによりマーベルズとはいえ、一番のトップであるキャプテン・マーベルが、やっちまった!→どうしよう!→そんなことできるの?→出来たわ!というなんでもありっぷりに逆に今まで登場するたびに忙しそうにしてたのにこの人なにやってたんだろうという気持ちもいっぱいになった。会社によくいる、忙しそうにしてるけどそこまで何もしていないような印象を受けてしまった。まずそこが残念なところ。多少なりとも、マーベル(キャラクターの方)のシリーズであるのであれば、もう少し時間を使ってキャラクターの深掘りをしても良かったんじゃないかなと。

まぁ、今回はあくまで「マーベルズ」であり、他のミズ・マーベルとモニカ・ランボーはしっかりと活躍の場を得て、今後のMCUでもおそらくさらに飛躍していく存在になるんだろうなという感じは上手く出来ていたと思う。

そしてここ最近ちょっと気になるのが、どんなに映画が勢いでいって肩透かしだったとしてもポストクレジットでやっとけばいいっしょ!みたいな感じが伺えてしまうところ。

そりゃあ、嬉しいよ!サプライズもあって、次回に期待もするよ!でもそれじゃないでしょ!!!!!

本題はそこじゃないのよ!本編なのよ!!!!

どんだけサプライズをぶちこんだところで本編が面白くなかったら、そのまま続きを見たいと思う人はいるのか?

そんな次回作のためだけに注力しているように感じて、思わずこれはただの通過点だったのか???という気持ちでいっぱいになってしまった。

これだから懐古厨はなんて言われるかもしれないけれど、インフィニティサーガの時はこの雑さ、ポスクレにやたらと力を入れているような感じはあまり感じなかった。

あくまで本編があり、その上で息を呑むようなポスクレがあり、今後どうなってしまうのか、次の映画のスケジュールは!?などと楽しんでいたものだった。

マルチバースサーガに入ってからつまらなくなったと言う人もいるけど、それでも個人的にはやっぱりMCU作品は面白いし、どんどん広がる世界にワクワクもしている。

だけど、今回のマーベルズはその今個人的に不安視している部分がまるっきり姿を表していて、今後のどでかいプロジェクトのためだけに作られたように感じてしかたなかった。それがずーーーーっと帰り道の頭の中でモヤモヤし、自分はファンじゃなかったのか(ファンならきっとなんでも楽しめるはずだし…)、今までのMCUの流れとは何が違うのか考えながら帰宅したのだった。

映画だけで言えば、スパイダーマン、ドクター・ストレンジ、アントマン、そして今回のマーベルズ、着実にマルチバースサーガはその形を作り上げてきている。この先もデッドプールやキャプテンアメリカ、サンダーボルツなども控えているけれど、ここ最近の見直しも入り、量より質となったことで作品のレベルも上がっていってくれることを願うばかり。

アホみたいに夢中になってた頃みたいにまたハートを鷲掴みにしてほしい。

マーベルズ、結構散々書きましたが、最初に書いた通り笑える箇所も多く、それなりのエンタメ映画としては多分、楽しめるはず…、なので映画業界のため、気になる方はぜひ、映画館で鑑賞してみてください。

おやすみなさい。


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