◆世界は本来的に分節線のない流動する連続体であるから、これを言葉で扱う難しさに仮現実がよく示されている。つまり一般の通念に反し、虚構の方がむしろ言葉で扱う対象として確固たる輪郭をもつ。想像であるから、時を固定し分節線をきっちりと引ける。ただしテクストの多くは両側面を複合している。

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