◆中道はどちらかに偏らず静的にバランスをとるニュアンスを持つが、全く違う。典型的には二極の力が生き生きと対抗しているなかで、対象に迫り切り、絶妙な点なり線を見いだし、凝集的力動感をもって新しい現実を生み出していく。中道ダイナミクスというべき、絶えざる諸項との切り結びの営為である。

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