70.週末の賑わい
タイトルの言葉を聞いて、イメージするのは何曜日でしょうか?
多くの方は「金曜夜から土日」ではないかと思いますが、
イスラム圏の当地は
水・木曜日
です。
テブルスークでは、月曜の午後くらいから少しずつ青果市場が立ち、水曜に本格的に開かれます。
一番の賑わいを見せるのは木曜日の午前中で、
青果だけでなく雑貨や古着など、幅広い市場が立ち、多くの人でごった返します。
金〜日は?
金曜日は、イスラム教の安息日です。
チュニジアでは休日ではありませんが、一部の店は閉まり、学校も午後はありません。
金曜は、昼に長い礼拝があります。
コーランには「商売などは放り出して来るのだ」と書かれているようで、商店を営む大家さん(ムスリム)は本当に言葉通り店を終日閉め、礼拝へ行きます。
土曜は、銀行や役所などを除き、営業しているところが多いです。学校は低学年だと休日、それ以外は半日授業です。
一方、日曜は学校は休み、飲食店なども午前中のみ、というところが多く(青少年の家も同じ)、午後は家で休む人が多いため街は閑散とします。
なお、同じイスラム圏でも、国により休日は異なります。文化の違いが出ていて興味深いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?