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彼が1人の時間を欲しがる理由とは?

(この記事は2040文字約3分で読めます)
突然ですが、あなたは1人の時間が欲しいですか?仮に恋人やパートナーがいたとしても、何者にも影響を受けない1人になれる場所へ逃げ込みたくなりませんか?

その気持ちが分かる人は、彼が1人になりたいと言ったらそっと自由な時間を与えてあげて下さい。分からない人は不安にならないで、彼の普段の言動を思い返して自分への愛情がしっかりあることを認識しましょう。それから自由な時間を与えることをおススメします。

人間は人と接してエネルギーを充填するタイプと1人の時間を確保してエネルギーを充填するタイプと2種類います。どういうことかあまりよく分からない方のためにお話ししようと思います。

この記事を読むと彼がどうして1人の時間を大切にするのか?わたし以外に好きな人がいるんじゃないか?と懐疑心を持たず平穏な気持ちで彼を見守ることができます。


人の性格はおよそ幼少期50%職業50%で形成されていると、長い間人間観察してきた経験則から私が導き出した答えです。幼少期の人格形成はその人が持って生まれた資質と環境が大いに作用します。全く同じ環境でもその人の資質によって大いに差が生まれる場合もありますが、殆どの場合その環境に適応した性格になってます。

まず、職業ですが、どの業界でどんな肩書で仕事をしているのかによって表面的に出る性格に特徴が現れます。時には幼少期に形成された性格より顕著に出る場合もあります。言い換えると職業由来の性格は肩書を変えるだけで変わりうると捉えることもできます。

厄介なのが幼少期に形成された性格というのは、なかなか変わらない、というか死ぬまで変わらないと言っても過言ではありません。中には、強烈な経験をしたり、年齢を重ね悟りに近い何かを会得した方がいた場合は別かもしれませんが。


ここから本題ですが、彼が1人になりたいのは、ずばり、誰かといると疲れるからです。「わたしと居ても疲れるの?」「それじゃ好かれてないってこと?」って思わないでいいです。そう思われるのが一番つらいというか面倒くさいのだから。

それはあなたのせいではなくて、主に幼少期の環境によるものが作用しているんですね。例えば、彼に兄がいて幼少期から兄は親から怒られてばかり、兄のいないところでは親から悪口を聞かされて、反対に彼は常に褒められ認められ育ってきた。

そんな状況だった場合、彼は兄のように怒られたくない、親を失望させたくない、常にいい子でいなければいけないプレッシャーが圧し掛かり、親の顔色を気にするようになります。しかも彼は無自覚のままです。

こうして無自覚のまま、人の顔色や醸し出す雰囲気を敏感に感じ取り、デキの良い子供を演じること、人の期待に応えることが自分の居場所を確保することだと子供心に思うようになります。

幼少期に形成された性格は大人になっても継続され、無意識に期待を裏切らないように振舞おうとして、常時アンテナを張り巡らせている状態です。
こんな状態だと精神的に疲弊してしまうのは当たり前だし、無自覚なので本人も何故疲れるのか分からないまま、1人の時間が欲しくなるわけです。

幼少期の環境が影響することはすでに言いましたが、更に※敏感体質(HSP)だと尚更疲弊します。近年、敏感体質(HSP)について理解が進んできましたが、まだまだ本当に理解している人は少ないのではないでしょうか。敏感体質(HSP)は人の感情が分かり過ぎてしまうため他者の影響を受けやすいのです。

※HSPは、ハイリー・センシティブ・パーソン(HSP:人一倍繊細な人)の略。視覚や聴覚の五感など、生まれつき感受性が強くて、些細な刺激にも影響されやすい人のこと。

ここまでのお話で分かって頂けたと思いますが、彼の性格が責任感が強くて情が厚く穏やかで細かなことまで気が付いて優しい性格だとしたら上記の可能性が高いです。そんな彼が1人の時間が欲しいと言ったなら、思いやりをもって接してあげて欲しいのです。もっと一緒に居たいとか、どこに行くの?とか誰と会うの?とか責めると、彼を苦しめることになります。

人に気を遣い過ぎる性格の人以外に1人のj時間が欲しいと思う彼氏の特徴は①人に興味がない②1人で楽しむ趣味を持っている③ケンカなどしたときに好きな人を嫌いになりたくない④自分のペースを持っているなどが挙げられます。

もちろん、1人の時間が欲しいということを言い訳にして、好き勝手に遊ぶ彼もいるでしょう。しかし、それは日頃の態度を冷静に見ていれば分かるはずです。少なくとも敏感体質の彼ならば、大らかに見守ってどっしりと構えていれば、必ずあなたの元へと帰ってきます。

そして、あなたがポジティブなエネルギーを発していれば、いかに敏感体質の人でも、いえ、敏感体質だからこそ、そのエネルギーに惹かれ1人よりあなたと一緒に居た方が元気になると無意識にそばへ寄ってくるはずです。

彼が1人の時間が欲しいと言ってきたなら、明るく送り出して自分の1人の時間を楽しみましょう。

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