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占いジプシーから抜け出す方法!

(この記事は3960文字約5分で読めます)
女性は占いが好きですよね? 勝手に決めつけないで!とクレームが入りそうですが、実際そうですよね。

もちろん私も好きですし、どん底に落ち込んでいたあるとき、街を歩いていると街角の手相占い師にいきなり呼び止められ、ドキッとして観てもらったこともあります。その時の鑑定料はたしか3,000円で内容は何だったか忘れました。

現代は占いが日常生活に自然に溶け込んで、新聞、TV、雑誌、WEBなどとても身近な存在です。そもそも子供の頃は、「裏の神さんの言う通り」(全国でいろんな言い方があると思いますが)とか靴を投げて表か裏かなど普通に占いやってましたよね。

このように、人間は迷ったら神頼みなんてことは珍しい話ではないのですが、なかにはどうも悩みが深すぎて占いや神秘的なものにハマる人がいるらしいのです。

私が直接聞いた話でも、恋愛で悩み「今月占いに20万円使った」って人もいるのでビックリしました。

そして占いだけでなくカウンセリングなど相談系でも何人もカウンセラーをハシゴして心のモヤモヤを埋めようしても納得できず、時間とお金をかけたことを猛烈に後悔しているらしいのです。

後悔しているということはつまり、そういうことをやめたいわけですよね。そんな占いジプシーの方へ原因と対策、抜け出す方法をお話していきます。
この内容を読みすすめていくと、占いなどに過度の依存しなくなります。
いえ、そうあって欲しいと願ってます。


【そもそも占いジプシーとは?】

占いジプシーとは、1人の占い師の鑑定結果に満足できなかった場合などに、自分の希望通りの良いことを言ってくれる占い師が見つかるまで複数の占い師の鑑定を受けて回ること。
占いが当たっているかどうかよりも自分が納得するような結果を伝えてくれることを重視しているため、短期間で同じ内容で連続していろいろな占い師の鑑定を受けるのが特徴。

占いジプシーになる原因はその人の性質によるところが大きいです。
その特徴は
①不安症の人
②自己肯定感の低い人
③とにかく自分の不安を分かってもらいたい人

上記の特徴に当てはまった方はいますか?
自分は当てはまらないと思ってるあなた・・・
・・・・実はほとんどすべての方が当てはまります。
人は絶望と挫折、恐怖を味わったときこうなるのです。

自分ではどうしようもないことにぶち当たると誰でも神頼みになります。
それはそうでしょう、やることをやりつくして万策つきたのだから何か
他のものにすがりたくもなります。

しかし、ここで占いジプシーになる人とならない人に大きな違いがあります。これを持っているのと持っていないのでは雲泥の差と言っても過言ではありません。

それは「素直な心」と「謙虚な心」です。

大きな問題が起こって万策尽き、絶望の淵にあるときに人の本性が現れます。

やはり自分に問題があったのではないだろうか?自分はまだまだ未熟であるからこうなったのだ。ではどのようにすればこの悩みが解決するだろうか、権威や実績など関係なく意見を言ってくれる人の話に耳を傾けて広い視野で素直に受け入れてみよう。と考える人と

自分は一生懸命にやった、うまくいかなかったのは他に要因があるはずだ、いろいろ助言してくるヤツは何も知らないくせに分かったように言ってきてあんたがどんなに凄いのか証明してみせろ!などとネガティブで毒を吐き、人を寄せ付けない人。なのに、自分のことを分かってもらいたい欲求が人一倍ある。つまり、自分に都合の良い話をする人を追い求めるわけです。


占いジプシーになってしまう相談事はやはり「復縁」に関することです。

彼から突然別れを告げられた、いきなり冷たくなった、連絡が取れなくなった、ブロックされたという場合に、彼の気持ちが知りたいし元に戻りたいと気分が沈み込み、誰かに話を聞いてもらいたい、よりを戻す方法は?このまま待っていれば連絡くれるだろうか?と不安な精神状態になり占ってもらおうと考えるためです。

このように、自分以外の誰かの言動によって理由も分からず深く傷つき、それでもその人が好きで忘れられない状態で寝ても覚めても彼のことを考えてしまう。そりゃ、占い師に聞いてみたくなりますよね。

そして、占ってもらった結果・・・当たってる!スゴイ!なんで分かるの?
話を聞いてもらって心が楽になったし、彼は私のことが好きだ、復縁できるって言ってくれる。その時は一時的に落ち着いたものの、それから心がざわつき出すと何度も占ってもらうようになる。

鑑定結果が次第に満足できなくなり、他にもっといい占い師はいないか?自分を分かってくれる人はいないか?と彷徨い始める。若しくはこの占い師は本物だと思い、入れ込んでしまう。

ここで先ほどお話した占いジプシーになる人とならない人の差を思い返してください。「素直な心」と「謙虚な心」があるかどうかで変わってくると言いました。

これは言い換えると他者を分かろうとする気持ちと自分を分かって欲しいという気持ちの差が出てくるということです。

つまり、「素直な心」と「謙虚な心」を持ち合わせていないひとは、たくさんの占い師に頼って最終的に自分のことを分かってくれる、耳心地のよい占い師に傾倒するか、分かってくれる人を探し彷徨うわけです。

そもそも、自分のことを分かって欲しいと思う人は愛に飢えている人で無条件の愛を受けたことがないか、受けていても感じ取れていない人です。結論付けると占いジプシーになる人は総じて愛に飢えている人ということになります。

では、どうすれば占いジプシーにならないのか、抜け出せるのかをお話していきます。そもそも彼との関係性が壊れたとき、それまでの過程で原因があるはずです。事前に兆候なり気配を感じ取ることができていなかった。

なぜなら、(少し厳しい物言いになりますが)人間関係構築の行動原理が自分を理解してほしいと思うのが最優先だから。自分を愛して欲しいのを優先しているから人の気持ちが分からないのです。

愛して欲しいならまず人を愛すること!というのも間違いではないのですが最初に気付かなければいけないのが、自分のゲスな部分に向き合い認めることが重要です。

愛して欲しいと願う人は自分の醜いところを認識しようとしていないか隠すようにしています。例えばあなたが商品だとすればデザインが革新的で洗練されていて、ハイパワーで耐久性も優れていますなどメリットばかり強調して、維持費がかかる、消費電力が大きい、デザインが凝り過ぎてデッドスペースができるなどデメリットを言わないセールスをしているようなものです。

人は自分が正しい、模範となるべき人で、誰からも尊敬され穢れなき存在であると思いたいわけです。が、そんな人は存在しません。

人々の模範となるべき国会議員や自治体首長などでも金や異性問題を起こすし、国家公務員や教授、教師も盗撮や未成年買春、児童虐待etc
また、それを批判している人々も変態ばかりです。

間違いを起こす、それが人間であり誰でも醜い部分を持っていると思います。だから、醜い部分があるからといって自ら否定したり、心の奥底に押し込まないで認め、受け入れることから始めます。

そうすることで、自分に向けられる愛が本物かどうか見分けられるようになります。優しいことを言ってくれる人、厳しいことを言う人、その中でも愛があるか分かるようになると、自分の愛されたいという願望に振り回されずに済むようになります。

具体的に言うと、占ってもらうこと自体悪いことではないので、その鑑定結果を素直に受け入れることです。占い師もビジネスとはいえあなたの人生を良くしようと思ってやってくれているのだから、真摯に向き合うべきです。

大吉が出るまでおみくじを引くようなことは意味のないことだと理解することです。そもそも自分の醜さを受け入れられない人は、悪い鑑定結果も受け入れられないですから。

なにか悪いことが起こったらそれは啓示です。今の行動を見直すチャンスをくれているのだと思います。それを他人任せにして逃げていては、同じことの繰り返し、ループが続くわけです。仮に復縁できたとしても自己成長していない場合は結局、破局する羽目になります。

私は女性に幸せになって欲しいと願っています。

本当の愛を掴んで欲しい。そのためには自らの醜い心を受け入れて、その心も含めて好きと言ってくれる人と関係性を築ければ、占いジプシーになることもないでしょう。

もし、一旦関係が途切れたとしても自己成長を遂げたあなたと彼であったなら復縁したとしてもうまくいくでしょう。

あなたの人生、未来を創っていくのはあなた自身です。答えは全て自分の中にあります。占い師やカウンセラーはあなたに気付いてもらいたくてサポートしているに過ぎないのです。

ほっといても与えられる愛は親の愛しかありません。(稀になかった方もいらっしゃいますが)愛されたいと願うなら自ら受け取りに行くしかないのです。そこには努力と苦悩が伴ないますが、他者の力を借りて、または言いなりになって行動することは心の責任逃れしているにすぎません。最終的には自分で物事を考えられなくなり思考停止状態になります。

占いはポジティブに思考するためのツールでしかないのです。
世の中考え方ひとつで見える世界は変わってきます。そして未来はその考え方により作られていきます。占いや人の意見で変わるものではありません。

出会いがあれば別れもあり、この世界は諸行無常「常に移り変わっていくもの」だから別れても縁があればまた巡り合うもの。努力しなければ永遠の愛などないことを受け入れ、自己成長を促すべきです。

自己成長した時、新しいステージの出会いがあるのだと思います。
それが復縁したい相手だといいのですけどね。

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