[きょうの日記] No.010 12-22-2022

【日常】


★ この前大量に作ったミートソースをご飯に混ぜ込んで食べたら、チキンライスみたいになって美味しかった。

-- ってことは、ご飯を炒めながら混ぜ込めばもっと風味が出るのかも。



★ あんのじょう、喉がいがらっぽくなってきました。

-- やはり風邪を伝染されるのは免れないようです。






【M-1グランプリ2022 山田邦子さん】


番組終了直後のインタビュー記事が出ていた。



★ 芸能界の酸いも甘いも知り尽くしてる人やから、コメントがいちいち深い。ものの考え方の参考になる。



★ まず90点スタートが当たり前になってる時点でアレだし、採点しながら「もっと低い点数つけてもいいと思うけどなぁ」ってコンビも中にはいるんじゃないのかな。


-- 「何点の漫才をしたか」じゃなく「(出場者の中で)何番目の出来だったか」という便宜上の順位を付ける為だけの大会になってるから、点数の高い低いについて論じるのはあまり意味がない。


-- ハッキリ言って、点数は飾り。「過去最高」とか何とか言うけど。



★ 「何番目の出来だったか」を決めるだけなら「そもそも100点満点じゃなくて良くない?」「1~10の札を1組ずつ割り振っていけばいいだけじゃない?」ってなるけど、今の1組ごとに評価を発表していく形式だと先の出番の人らより出来の良かった後の人らに対応出来なくなる。


-- 全員分の採点を後でまとめて発表するならまだしも、1組ずつ発表しなきゃだから整合性を持たせなきゃいけない。だから90点辺りの「とりあえずそれぐらい付けとけば誰にも文句を言われない点数」をみんな付けるわけ。


-- 要は、クレーム避けも兼ねてるわけね。無難な点数を付けることで。



★ たとえば3番目とかで「1番おもしろい!100点!」って評価を出しちゃうとそれ以降にそれ以上良い評価をあげたい人が出てきてもそれ以上の点はあげられないし、本当は差があるはずの前の人と同じ点数をあげることになってしまう、それじゃ公正な採点にならない



★ 要は相対評価が必要なわけじゃん。ネタそのものの出来、今日この場での出来、会場のウケ、みたいな要素を全部併せて一定の基準に達してないと90点あげませんよ、同じぐらいだったら更に審査員としての自分の裁量で公正に上下をつけさせてもらいますよ、っていう。


-- だから山田さんみたいに80点基準でも、ちゃんとあの人の中の基準で捌いて評価・採点してるからいいんでないの、っていう話。90点スタートじゃなきゃいけない理由もそもそもないんだしね。



★ まぁ山田さんの採点にすごいバラつきがあったのは確かだと思うし、1点や3点ぐらいの差で順位がガラッと変わってしまう厳しいレースでもあるから、あんまり派手なやり方だと目立ってしまうのも確かだと思う。


-- だからって、無難に90点基準で採点する人が今度山田さんに変わりに入ったところでどう?「炎上とか叩かれんの嫌で無難なスコアつけてんな」ってなるんでしょ。どうせ。


-- 会場のウケがどうだとか、「そういう時代」だからどうだとか、そんなの全部すっ飛ばして山田さんみたいにガッツリ主観で判断してくれる人を好んで審査員に選んでるんじゃないの?



★ 自分は審査員にも個性があっていいと思うし、大体どんな審査にも審査員自身の好みが得点にある程度反映されるものだと思う。そういう個人差が無いと、極端な話、AIに任せても大丈夫になっちゃうから。VARとかの。


-- 無難な審査はよその大会(上方漫才大賞やABCお笑いグランプリ等)でもやってることと思うし、M-1は「本格的なお笑い従事者が審査をする大会」として独自のカラーを出していくのがいいと思う。