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あなた

みなさんこんばんは(^_^)

昨日、社用車の中でラジオ聞きながら昼御飯を食べていたら、昔よく母親が口ずさんでいた曲が流れてきました。当時は興味なかったので、曲名も歌詞も分かりません。

ここで流れてる歌詞から調べないと調べる術が無くなるため、すぐに検索しました。

小坂明子さんの「あなた」という曲でした。

1973年12月23日に発売された曲で、なんと当時16歳の小坂さんが作詞・作曲して歌っているんですね。50年近く前の曲です。

オリコンで7週連続1位を取り、200万枚以上売り上げた、70年代を代表する名曲です。

母はなぜこの曲を愛したか

歌詞を見ると、幸せを望んで一緒に暖かい家庭を作る夢を描いていたのに、それは叶わなかった…というような内容です。

結婚して新築の家を建て、やがて子どもに恵まれる。リビングに広げた青い絨毯で子どもは寝返りを覚え、歩けるようになると庭で元気にパパと遊び、成長していく。

誰もが考える幸せな家族像は、昭和も令和も変わりません。

でも歌詞はそんな理想の家族像はつくれなかったという切ない曲になぜ、母は心惹かれたのでしょうか。

私たちが小さかったとき、父は仕事が多忙であまり家におらず、いつも母や祖父母と一緒に庭で遊んだり、お弁当を食べたりしました。

同級生が社会人を楽しむなか、親の決めた相手と学生結婚。家にこもりきりで育児に追われる、孤独とも言える家庭生活に、この歌の主人公と自分を重ねたのかなと思いました。

それでも母は幸せだった

母は自分の時間がなくても、どんなに辛くても子どもたちがいなかったら良かったのにと思ったことは一度もないでしょう。

幼き頃の記憶に残ってる母はいつも笑顔でした。幸せに感じてなかったらあんな笑顔にはなれないのではないか。

そう考えると母は、歌の主人公に自分を重ねていたのではなく、

「つらい別れもあれば、どんな形で良い縁があるかもしれない。いつも笑顔絶やさず前向きにいればきっといつか幸せな家庭を築ける。」

自分と似ていた主人公を励ましたくて、この曲をいつも口ずさんでいたのではないかなと思いました。


この曲、切なくなるけど今の幸せな生活に感謝したくなるような曲ですよね(^_^)

週末にでも改めてじっくり聞いてみようと思います!

ありがとうございました\(^-^)/



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