見出し画像

クレーマー

先日TVを見ていて、警察官に反則切符を切られて強く食って掛かっている人が報道されていました。学校の先生にクレームをする保護者がいるそうです。モンスターペアレンツと言って先生方に恐れられているそうです。それに比べるとお店で店員にレジ袋の課金にクレームをつけている爺さんなどは、まだかわいい部類なのかも知れません。

クレーマー

文句をつけている人は自分の立場が上だと勘違いしています。客商売だとどうしても客が優位になってしまいますから。でもそこで『自分の方が偉いのだ』と勘違いしている人は見ていて格好悪いものです。クレーマーと言う人種はいつも自分を『正しい』所に置いておきたいだけです。

いつ何時でも自分は正しい。だからどんな時でも気に食わない事があれば、どんどん文句が出てきますし、否定されれば被害者意識が出てきます。

クレームをつけて相手が謝罪すれば『私の意見が正しかった』となります。クレーマーはその満足感を味わいたいだけです。人を従わせたいだけなのです。クレーマーは『自分が正しい』と思っていますから間違った事をしていてもそれに気付く事はありません。

仮に気付いたとしてもそれを隠そうとします。自分の正当化を崩すような間違いはクレーマーに取って絶対に認められません。

清水の次郎長の話

明治維新の頃のヤクザの親分、清水の次郎長がある時『あなたはどうしてそんなに喧嘩が強いのか? 秘訣があったら教えてほしい』と尋ねられて、

「感情が高ぶっている奴は、こちらがちょっと乱暴な言葉を口にしただけで、『なんだと、もういっぺん言ってみろ』と大声でがなりたて、顔を真っ赤にして刀に手を掛けようとする。冷静さを失っているのだ。そういう奴は気が浮ついていて下半身に力が入ってないので、簡単にやっつける事ができる。反対に強い奴は乱暴な言葉を口にしてもデンと構えている。冷静で肝が据わっている証拠だ。こういう人間は喧嘩を売っても買わないし、喧嘩も強い」

嫌な事があって機嫌が悪い時、感情が高ぶっている時に相手の何気ない一言に喧嘩腰になり、それが元で口論となり、気まずい思いをした事はないでしょうか? そういう時はあえて人に接しないようにした方がいいでしょう。『今、自分は感情的になっている。だからこういう時に人と会ったら、些細な事で口論になるはず』と考えます。クレームをつけるにしても感情的になっていれば口論を制する事も難しいでしょう。

米国ラホヤの家のようなご近所の庭


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?