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『好かれているか?』は相手の仕草や態度でわかります
映画やTVドラマを見ていると、愛し合っている二人の仕草や嫌っている間柄の人たちの仕草や態度は製作者が特に強調して作られたものかも知れませんが、自分に置き換えてみても自然にそういう行動を取っている事に気付きます。
仕草
愛し合っている二人の仕草はどことなく似てきます。例えば街を歩く恋人たちは絡め合った手の反対側の手を二人とも同じようにポケットに入れていたりします。喫茶店で見かけたカップルはテーブルに肘をついて似たようなポーズを取ってお互いに見つめ合っています。コーヒーに入れた砂糖をスプーンでかき回す回数まで同じという事はないかも知れませんが、カップを持つ仕草までそっくりで微笑ましい感じがします。
恋人やカップルに限らず、似た者夫婦や似た者親子は度々目にしますが、親しい者同士の仕草が似てくるのはなぜでしょう。これは心理学的には『同調傾向』または『姿勢反響』と呼ばれる現象が関係しているようです。つまり二人が本当に打ち解けた親しい関係にある時の会話の場合、自然と話す声の強さや、スピード、間の取り方、発音までが似てきます。
その上、信頼し合っている人同士では相手の会話に対して同じ気持ちになろうとする為、手の動きや姿勢、うなずき方までが同じようになります。もしあなたの彼女や彼氏が何気なく自分と同じ仕草をしているのなら、相手はあなたの事が好きだとみて間違いありません。
また周りで人気のある彼や彼女の気持ちを自分だけにぐっと引き寄せたいのなら、相手の気持ちを汲み取りながら会話すれば、無意識のうちに仕草や話す癖が似始め、めでたくカップルになれるかもしれません。
同僚が自分と同じ仕草や話し方をしていたら、会社の人間関係は良いでしょう。この様に無意識のうちに動作や仕草が似てくるのはお互い好感を持った者同士が『相手を受け入れよう』『私はあなたと同じですよ』という気持ちの表れです。
態度で分かる『好かれている』か『嫌われている』
会話中に目を輝かせて身を乗り出してくる様なら好かれています。会話に夢中になると自然に身体が前のめりになります。従って相手が目をキラキラ輝かせながら前のめりになって話を聴いてくれるならそれは好かれている証拠です。相手が浅く腰を掛けている時はあなたが好きなのであり、深く座って背もたれに背中がくっついていたら嫌われているか、退屈なシグナルです。
飲みに誘って『今、忙しいんだよね』と言われたら好かれていません。もし好かれているのなら相手はスケジュールをやり繰りしてでも一緒に飲もうとします。『今、忙しい』というセリフを正確に翻訳すると『あなたと一緒にいるのは嫌だ』という意味です。
『いいやつなんだけど』『美人なんだけど』と言われるなら嫌われています。『だけど』の後ろには必ず否定がきます。つまり前半の褒め言葉は単なる飾りです。『良い所もいっぱいあるんだけど』等と言われたらそれは嫌われていると思って間違いありません。
電話の相手から『どうしたの?』と言われたら関係は末期的です。あなたと本当に話したいと思っている相手なら、このようなそっけない対応はしません。また、訪問した際に『どうしたの?』と切り出された場合も歓迎されていない事がわかります。
あなたとの間にさりげなく『障壁』置くのは嫌われています。コーヒーカップや灰皿や資料などを前に置くのは、心理的に距離を取りたいという意味で、好かれているならそれらを取り除くはずです。また組んだ足が出口に向いていると、帰りたがっています。これはあなたと一緒の時間が苦痛であるというサインです。
愛される為の策略
人は自分が劣位に置かれているのは悔しいと感じるものです。恋愛においてはその口惜しさが現れ易く、嬉しさの中身は実は優越感です。自分が優位に立つ為と思って、相手にして上げる事、例えば自分から誘ったり電話したりを無意識に減らそうとします。しかしそれは相手も同じ事で、こちらが減らすと相手も減らす様になります。あるいは、マイナスにしてでも相手との『落差』を求めようとします。
マイナスの好意とは、男性の場合は言葉や身体で暴力を振るう事もあります。女性に多いのが家を出ていく素振りを見せたり、出かける約束をしていたのに直前になって『行きたくない』等と振り回す事です。不機嫌になった私の気持ちを察してほしい、という事なので、男性が『じゃあ、やめよう』と言うと切れてしまいます。
つまり恋愛感情を保ち、愛され続けるには男女共にこの相手の気持ちを理解して行動すればいいという事になります。
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