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教会や学校と教育

多くの方がお気付きの事と思いますが、学校の勉強が出来る人が人生における成功者になるとは限りません。米国の成功哲学者として有名なナポレオンヒル博士がその理由について述べておられるので紹介します。

教会や学校と教育

人生で最も価値あるものは自分の意識の具体的な使い方です。教会は人が自分の意識の持つ可能性を探ろうとするのを阻止します。学校は人間に意識があることすら分かっていないようです。その結果として、教会や学校で劣等生であった人が案外社会では成功しています。

学校のカリキュラムには明確な計画や目標がありません。子供たちはただ単位を取る為に学校に行かされています。そこでは記憶の仕方を覚えさせているだけで、人生の目標を見つける事はできません。

人は皆本来自分の思考と行為において選択の自由を持っています。人間の脳はプラス思考を受け取って表現する事もマイナス思考を受け取って表現する事も、どちらも同じくらいにする事ができます。しかし、そのどちらを選ぶかがその人の一生を決める重要なポイントになります。

ほとんどの人間はまだ完全には目覚めていません。だからそのような特権を自分が持っている事に気付いていません。今だに自分たちの事を土中に棲む小さな虫けらのように思っています。実際には他の生き物が束になって掛かってきても叶わない程の力を持っているのに。

教会や学校は人を『流される』という習慣に引きずり込むのを手伝っています。人間にとって少しでも価値のある救いがあるとしたら、それは自分の意識の力を自覚することでしか得られません。人間に必要な救いは無智と恐怖からの救いだけです。

あの頃は覚える事が勉強と思ってました

習慣のリズム

人は環境から受ける影響によって思考習慣を作りますが、その影響は習慣のリズムによって固定されます。つまり環境から受け取る影響をポジティブあるいはネガティブな方向に変化させればまた思考習慣によって元に戻されない限りそれがそのまま習慣のリズムによって固定されます。

つまりポジティブなものでもネガティブなものでも自分から進んで身をゆだねていれば、その環境の持つ影響力が思考習慣を形成するほどに強力になった時点で習慣のリズムが固定してくれます。

環境から受ける影響をコントロールできる人は『流される』事の無い人です。『流される』習慣に陥ってしまった人は自分で環境を選ぶ力を無くしています。環境の持つあらゆるネガティブな影響に屈しているのです。

そこから逃げる道は唯一つ『流される』事をやめる事です。そして自分の意識を取り戻し、ポジティブな思考を喚起してくれるような環境を選ぶ事です。明確な目標を持てばそれが出来ます。

『流される』習慣とは意識がネガティブな状態にあるという事です。目標を持っていない事が一目で分かる状態です。最も効果的なのは親しい友達とグループを作り一つの明確な目標達成に向けて皆で一丸となって協力し合う事です。

このようなグループは『マスターマインド』と呼ばれます。マスターマインドのメンバーは慎重に選ばれた者ばかりでそれぞれが必要に応じて自分の持つ知識・教養・計画・アイデア等を持ち寄り、共通の目標に向けてその実現を目指します。

大成功を収めたリーダーたちは活躍する分野に関わらず、ほとんどがこのオーダーメイドの環境を利用しています。他人との間に友好的な協力関係を築かずしておおきな成果を得る事は不可能です。

『つまり成功したければ、まず環境をコントロールし、それによって否定的な環境から身を守る事が大切です』

ネガティブな環境から身を遠ざける事も出来ない様では強くはなれません。ネガティブな思考習慣を身に付けるようになったら何事も自分で決めるという特権を失ってしまいます。ポジティブな思考習慣はコントロールし易い為、自分の目標の為に役立てる事が出来ます。

しかし、ネガティブな思考習慣は人間の方がコントロールされてしまう為に自分の事を自分で決めるという特権を失ってしまうのです。

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