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メタ認知

最近Facebookの社名がMetaに変更されました。どんな理由があったのか考えてみました。その理由の一つに多分会社の活動目的のレベルアップを図られたのではないかと思います。

アインシュタインが『人間の価値はその人がどれくらい自分自身から解放されているかによって決まる』と語っています。この『自分自身から解放される』事がメタ認知です。つまり自分以外の視点に立って自身を見つめる事です。

メタ認知は脳の前頭葉で行われているそうです。自分の姿をあたかも自分の外側から他者が見るように客観的に認識する能力です。それは自分の世界に籠っていたら見る事も気が付く事も無かった自分の姿を再発見する視点であり、その気付きこそが創造性へとつながります。

母国語でなく外国語で表現する事もメタ認知の一つです。外国語という鏡に映す事で日本語でしか表現できない、もしくは理解し得ない事がある事に気付きます。

子供達は遊びの中でちょっと弱い相手の為にハンディをつけます。歳が違う兄弟や親戚の子と遊ぶ時などはよく取り入れましたが、ゲームは未知数が高い程楽しい。だから勝敗が分からなくなるように自分たちでルールを作り替えたのです。

このように自分を客観的に見て自覚し、自分が置かれている環境やルールを見て工夫し、より面白いシチュエーションを創り出すのはメタ認知の応用です。価値の全てをお金に換算しない。これは今の社会を面白くする能力でもあると思います。

40歳の頃

化粧した時の脳

自分の化粧顔を見ている時の脳活動はあたかも他人を見ているような反応をします。化粧は外見を繕うだけのものではありません。内面を映し出し鍛えさせます。見た目の美しさは心の美しさといつか一致します。人の目ばかり気にして失敗を恐れていると人生は固まってしまいます。

今ある自分はそれほど価値のあるものか。人の評価を恐れて一喜一憂している時ではありません。今この瞬間にどんなふうに見られていても自分にとって大事なものを作っていくのが大切です。それは自分が生きている目的でもあります。

人の目は時に辛辣で厳しくもあるけれど、私がどんなふうに生きているのかという事を映し出す鏡でもあります。自分の人格を鍛えればきっと他者は微笑んでくれます。そしてきっと他者を愛する事もできます。人を助けるという機会はいつでもどこにでもあるものではありません。


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