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悪口を言うと

自己肯定感

雑談をしているうちに話題が誰かの悪口になっていく事があります。そしてそれに加わると自分自身を認めて尊重する自己肯定感が下がってしまう事に気付きます。

『ああ見えて』

他の誰かとの会話の流れで誰かの悪口になっていく事があります。この時に残念な人はその悪口に流されてしまいます。本来自分は悪口を言うつもりではなかったのに周りの皆がある人の悪口を言い始めた事によって自分も言わざるを得ないという状況です。

長所もあれば欠点もあるのが人間です。ある人の欠点の話題で話が盛り上がった時に機転の利く人はその流れを変える事ができます。『あの人は欠点だらけで人間としては失格だけど、ああ見えて優しい所が在るんだよ』といいます。

悪い流れの中に『ああ見えて』を入れる事で話の方向を変える事ができます。いい話の中でこれを入れると『ヨナさんは美人だよね。でもああ見えて実は顔をいじっているらしいよ』となって悪い話の方向にもなります。

『ああ見えて』という言葉で話の流れは変わります。褒め言葉が続いている時には、その流れに乗っていればいいのですが、特に女性同士の会話で、褒め言葉で盛り上がるという事は滅多にありません。

男性が混じって会話している時に、同性が褒められると、『ああ見えて』という言葉で反転させたいと思うのは残念な人です。でもその結果は自己肯定感が下がります。周りからも『あの人、誰かを褒めていると必ず不機嫌になるよね』と言われます。

いい人とは、男女が混じっている場で同性が褒められる話の流れに乗っていける人です。

旦那や子供の悪口

残念な女は友達の前で、夫の悪口を言います。夫に向かって直接褒める事もありません。そうすると、その夫は出世しなくなります。子供もママが褒めないと伸びません。それは本人に向かっても、他の人達に向かってでも同じです。

『本当にうちの子は後片付けをしない』と言っていると、それが子供に伝わり、その通りになっていきます。子供に片付けをしてもらいたいなら、『本当にうちの子は、よく片づけをするし、家の片付けまで手伝ってくれる』と褒めればいいのです。

結局、言霊が宿っているので、自分が話している通りになっていきます。大切なのは家族を褒める事です。普段最も褒めないのは自分の家族です。これは自慢話をしていると思われたくないからです。

しかし、本人に悪意はなく『ダメ亭主が、本当に出世できなくて、給料安くて、仕事が出来なくて。こんな人と結婚するんじゃなかった』と定型文として言うのが謙遜だと考えています。これは謙遜の美徳と思われようと言っているのです。本当に嫌いなわけではありません。

ところが、そこに言霊が生まれてしまいます。『うちの旦那は家事を手伝ってくれない』という人がいます。そういう時『以前は手伝ってくれる事もあったけど、今はちっとも手伝ってくれない』と大体『ちっとも』が入ります。

奥さんが発した言葉で『そうなんだな』と旦那の解釈が決まってきます。逆に『うちの旦那はよく手伝ってくれる』と褒めていると、そういう旦那さんになり、奥さんの自己肯定感も上がるものです。



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