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寿命

全ての人間はいずれ死にますが、死なないまでも高齢になると健康でなくなる事が多くあります。自分の今の課題として、出来るだけ健康を保って前向きに生きるにはどうすればいいのかという事を述べてみます。

命の有難さを知る

年齢を重ねると時間が経つのが早く感じられるのはなぜでしょう。一歳の子に取って一年はその子の人生の全てです。二歳になれば一年は人生の半分。そう考えていくと私はもうすぐ70歳ですので、この一年は人生の70分のⅠになります。つまりどんどんその分量の割合が狭く短いものになってきます。だから時間が経つのが加速度的に早くなります。

そして歳を取れば取るほど時間に対する感覚も厳しくなっていきます。生かされている時間について切羽詰まって考え始めるからです。だから年寄りになると寺に足を運びだします。結局最後はお寺さんに世話になるのだからという事で、お寺は自然に年寄りの集まる所になります。

若い時は自分が死ぬなんて考えていません。しかし若いから絶対死なないという事ではありません。人間は死を避けられません。嫌な事に目を瞑ろうとしても必ずそれはやってきます。だから今できる事を今のうちにやらなければならないのです。手抜きをして後悔するだけの人生にならぬようにしたほうがいいと思います。

健康寿命

お腹から管が出ていました。

入院によって一人生活のシミュレーションができた事は有難い事でした。気が付いた大事なポイントは健康寿命を延ばす事です。寝たきりになって生きていても面白くありませんし家族や周りの人たちに迷惑をかける場合も大いにあります。実際私は一時的に寝たきりになったわけですから半年間入院してみて健康の有難みが入院前より分かりました。

私は足が動かなかった為にまず病室に持ち込んだ必要なものを取りに行けませんでした。妻が持ってきてくれた美味しいフルーツが冷蔵庫にあるのが分かっていても自分で取れません。つまりベッドの上から手が届く範囲が自分の世界でした。そして後片付けが出来ない為、周囲がどんどん散らかってしまい情けない状況でした。

初めて手すりを持って自力で車椅子に移れた時には世界が広がったと感じました。その後,病院のリハビリ室で歩行器から、杖、手すりを持っての歩行とレベルは上がりました。退院して2年あまり経った今では歩行は問題なくこなせますが、まだソファーから立ち上がる事をためらって次の行為に入るのを躊躇してしまいます。これではいけません。直ちに立ち上がり、思った事はすぐに実行しようと思っています。

寝たきりにならない為には、まず座った状態から意識せずに立ち上がれる事です。次に大事なのが姿勢よく歩ける事。自分もそうだったのですが散歩に行った時に時々見かけるのは歩き方が、痛い所を庇うように歩幅小さく転倒しないように力を入れているというように見える歩き方です。

私の目標は腕を振って大股で力を入れずに早く歩く事です。元々入院前には歩いたり走ったりしていたのに病院のリハビリ室で練習している時は痛くて普通に歩く事さえ難しく感じていました。ありがたい事に今では砂丘の急斜面を走って登り降り出来るようになりました。

毎朝砂丘を走ってます

健康食品

電気式圧力鍋を買いました。これで玄米を炊いて白飯と混ぜて食べています。これは意外に美味しい。巷には様々な健康説があって自説を他人に強要する人がいますが、健康については全く反対の内容のものもあり、どれもあまり信用できません。自分に合っていると思うものを取り入れるべきでしょう。聞くところによると医学は科学ではないとの事です。麻酔がなぜ効くのか、なぜお酒に酔うのかなどは解明できていないそうです。

美味しくないと思うものを無理して食べるのは損です。インドのガンジス川で修行しているお坊さんは半年で玄米2Kgを薄いおかゆにして食べるそうです。他の食品は一切口にしません。それでいて皆さん健康そうで平均寿命は80歳くらいらしい。つまり、玄米には人間が生きていくのに必要な栄養素が全て含まれているということです。

玄米ご飯と白飯

特殊な例を除くと人は一人で生まれて、一人で死んでいくものです。笑顔を絶やさず、誰かに頼る事をせず、生活全般を自力で楽しみましょう。あとは棲む世界を広げて何にでも取り組む前向きな心を持ち続ける事が身心ともに健康寿命を延ばす事に繋がると思っています。

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