母と義母の病気から見えた医療業界の課題と圧倒的な改善スピードで世界の医療を変えようとしている組織に出会った話
※必要最小限の時間で撮影しました。撮影の時のみマスクを外しております。
皆様、こんにちは!
Ubie株式会社のUbie Customer Science(以下UCS)でフィールドセールスやBDRを担当している金井です。
今回の記事は、
1.これまで医療に殆ど触れてこなかったけど、家庭事情により(年取ったあるある)医療に触れることになり、今の医療の仕組みに?を覚えた人
2.ある程度経験を重ねてきたが、組織の形/自身の形の殻を破りたいと考えている人
3.顧客やマーケットと本質的に向き合いたいと考えている人
に向けて自分自身の体験を交えながら発信ができればと考えています。
同じ想いを抱えている方のお役に少しでも立てれば幸いです。
目次
1.簡単な経歴と自身を取り巻く環境の変化
2.Ubieとの出会い
3.ジョインして感じたこと
3.最後に
1.簡単な経歴と自身を取り巻く環境の変化
それではまずは簡単な自己紹介から。
前職は株式会社クラウドワークスという会社で、フリーランスマッチング事業に約6年間携わっていました。サービス立ち上げ期にジョインし、ミッションである「働き方改革」を実現すべく企業様には新しい人材確保手法を、サービス利用者様には自由な働き方を提供するといった業務を行っており、大阪や福岡等の地方拠点の立ち上げや管理職も経験させていただきました。
本当に素晴らしい仲間とミッションのもと、大変なこともありながら毎日楽しく仕事していたため、辞めることなど1mmも考えたことはありませんでした。
ですが、人間、年齢を重ねると様々な出来事が発生しますね。
私の場合は自分の母親と奥さんのお義母さんが共に難病を患うという出来事に直面することになります。
ありがたいことにこれまで病院のお世話になることが少なかったこともあり
どこの病院に行けばいいのか、何を医師に伝えればいいのか、そもそもどんなサポートをすべきなのか、毎日が手探りの状態でした。
またありきたりかも知れないのですが、なぜもう少し早く気付くことができなかったのか、少しでも早く気付くことができていれば、別の治療やケアの仕方があったのではないか。
そんなことを考えていました。
また、当時私は部長職についており、月の半分を本社のある東京、残りの半分を自宅のある大阪で過ごすという生活を送っておりましたが、母たちの病気の進行に伴い、サポートが必要な量が増えていくに連れて、少しずつ自身だけでなく奥さんの負荷も大きくなっていきました。
さらに、病院に着いてから診察が終わるまでの時間がとても長いこと、診察の予約を取ろうにも中々自分の時間が調整しづらいなど、「病院にかかる」ということが、ここまで大変なのかということも始めて知り、自分自身で何かできることはないかと感じていた時に今の会社、Ubieに出会いました。
2.Ubieとの出会いとこれだ!と思えたプロダクト
Ubieとの出会いは非常にシンプルでした。
知人が在籍しており、たまたまどんなことをしている会社なのかを教えてもらう機会があり、あれよあれよという間に選考を受けてみたいと感じたことを覚えています。
選考を受けてみたいと思えた理由は大きく3つ。
まず1つ目は自身が感じていた医療に関する「課題」をプロダクトを通じて解決できると思えたことです。
あまり病院やクリニックに行かない方には、ピンとこないかもしれません。
今の医療現場の流れと課題を要約すると、
【流れ】
・患者さんが病院に行き、症状を訴える
・それをこれまでは紙記録+口頭で確認してる
・医師や看護師は紙の問診票に書かれた内容を電子カルテへ転記している
【課題】
・その量が多すぎて過剰労働時間の一因となり、患者さんの待ち時間も異常に長い
・時間が取られるため医療従事者は患者に向き合えず、質の向上が難しい
ということだと解釈しています。
また、私のように普通の人は専門性の高い医療に関する知識や情報は、ネットで拾えてもどれが正解か分からず、いつ、どこに、どうやって受診しにいくのかの判断が全く付かないということも、大きな課題だと思いました。
Ubieが展開している「AI問診ユビー」は今の医療業界の課題を解決し、一般ユーザーへの影響力も大きなものになると感じることが出来ました。
プロダクトの特徴を簡単に纏めると、
・紙の問診票を電子化
・個人の症状(問診回答)によって、AIが問診内容を変更する
・電子カルテ端末と連携して、問診内容を成形して文字起こし
・症状と関連性の高い複数の病名を提示
・結果、主に医師/看護師の方々の業務省力化
という感じですね。
私が実際に家族のサポートを行っている際に特に感じていた待ち時間の長さや、医療従事者とのコミュニケーション齟齬などを一気に解決できるのでは?
話を聞く中でそう感じたことを鮮明に覚えています。
2つ目は圧倒的な優位性と将来性を有するプロダクトだと感じたこと。
先ほど少し触れたように、AI問診ユビーはその名の通りAIを活用しています。現時点でAI問診を展開している企業は国内、いや世界的に見てもほぼ無い状態です。
さらに代表の阿部と久保がAIのロジック研究を始めたのが2013年からと実は既に8年もの期間、データ収集を行っていることになり、仮に競合が出たとしても、保有するデータ量に圧倒的な差を付けることができ、他社の追随を許さない強さを持ったプロダクトだと思っています。
また同じAIロジックを使った一般ユーザー向けのAI受診相談サービスもスタートさせており、スマホで気軽に自分の症状から疑いのある病気を調べることができることもあり、医療業界の課題と自身が感じた課題、どちらにもタッチできる、素晴らしいプロダクトだと感じました。
ご存じの方も多いと思いますが、ヘルスケア業界の市場規模は55兆円にものぼると言われており(*)、上記のプロダクト優位性からさらなる成長を実現できる!
と感じたことも、転職の後押しポイントでした。
3つ目は在籍メンバーや組織体制に惹かれたことです。
まず、面接でお会いするメンバー全員がとにかく優秀だなと思ったのを覚えています。自分に興味を持ってくれているという印象も勿論ですが、こちらからの質問に対し論点を捉え端的に分かりやすく答えてくれる方しかおらず、シンプルに学びが多そうだなと感じました。
また当時はUbieは東京オフィスしかなく、大阪在住で家庭事情から引っ越しができないこともあり、当初は難しいのではないかと個人的には考えていましたが、今後の事業展望や期待していることなど、しっかり話してくれた上で、結果的にタイミング良く大阪にオフィスを構えるという話に繋げていただけました。
さらにコミュニケーション粒度を高めるために、週に1度、私が東京に出張をしたりSales VPがわざわざ大阪に来てくれたりと良い環境を作るための取り組みを一緒に考えていくことができるなど、場所に捉われない働き方を実現できたことも大きなポイントでした。
今後事業を拡大していく中でさらに拠点を増やしていくことも想定しているので、地方に住まれている方もぜひ注目をしていただけると嬉しいです。
※地方拠点責任者候補採用もしてます。
*出典:みずほ銀行産業調査部 「日本産業が世界に存在感を示すためのトランスフォーメーション~コロナ後の長期的な目指す姿の実現に向けて~」
3.ジョインして感じたこと
■役職関係なし、想像を超えるフラットさにびっくり
これはジョインする前から楽しみにしていた部分でもありますが、実際に入ってみると、さらに驚くことになりました。
まずトップダウン型の意思決定がない!(勿論、会社の方向性や課題の優先順位付けなどは別ですが)
いわゆるスクラム型で全員で組織/プロダクト課題を提案。もちろん課題を上げていくだけではなく、優先度を設定し毎週毎週スプリントを回し、改善を続けるということを行っています。
一般的には人数が増えてくるとどうしても、組織運営上ウォーターフォール型の意思決定の方が多くなると思いますが、現在140名弱の組織になりながら、全員が意思決定する機会がある環境は今後の自分のキャリア形成においても、非常に有益なものになるのではと思っています。
また、AI問診ユビーはSaaSプロダクトなので、顧客からのフィードバックを受け日次で開発を行っていますが、営業組織だけでなくプロダクト開発も含めて相互にFBしあう環境があるため、仮にある時点では顧客の課題を解決できなかったとしても、解決提案をのために全員が連動して意思決定を行っています。
言うは易しですが、これを実現し続ける難しさを前職を通じて感じていたこともあり、普通に運営していることに驚きを感じました。
これもひとえに全員が顧客価値最大化のための圧倒的な改善スピードを大切にしていることや、我々の目標は「何件導入決定したか」ではなく、「サービスを導入いただき、どれだけの効果をお返しできているのか」ということを心から追求をしていることから実現できていることなんだろうなと感じています。
目の前の数字だけではなく、本質的に顧客と向き合うことという観点でも面白みややりがいを感じます。
■営業の正解を求めるのではなく、探して作る
「次もう一回やるとしたらどうするか?」
「他の考え方/アプローチはないかな?」
「前提や背景は?」
「なぜそれが重要だと考えたの?」
「この課題の本質ってなんだっけ?」
「Goalに向けて今やらなければいけないことは何だろう?」
めちゃめちゃ社内で良く聞く言葉です。
例えば営業のプロセス一つを取ってみても、組織を取り巻く環境によって
取るべきアクションや見るべきポイントは変わっていくものだと考えており、通り一遍通りのやり方を取るべきではないと考えています。
そもそも誰もチャレンジしたことのない市場やプロダクトということもあ、「これをやればいい」という定石は存在しないため、「どうすれば顧客にフィットした提案ができるか」の仮説立て、検証を繰り返すことを愚直に取り組むことで、自分たちにしか作れない正解を作り出せることも、めちゃめちゃ面白みを感じる部分かと思っています。
4.最後に
我々のビジョンである「Hello, healthy world.」の実現のために最適な改善を続けるテクノロジーを通じてこれからさらに多くの人々を適切な医療へ案内していきたいと考えています。
”指”で医療にアクセスするという社名の通り、パソコンやスマートフォンから指一つで、この世に生きるみんなが適切なタイミングで適切な医療を受けられる世界観を、自らの手で一緒に作っていきませんか?
少しでもUbieにご興味を持っていただけると嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。