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「幸福度日本一」の福井の熱い夜 「エンゲージメント」人口を増やすことがさらなる幸福指標につながるかも

定住人口は決して多くはない福井(県別ランキング43位)。交流人口と関係人口を増やすことはできる。そして「エンゲージメント」人口も増やせる。先週大雪の降るなか、訪問し、どっぷりと福井に浸かってきました。幸福度日本一の福井県と関われて光栄です。

なぜ福井は幸福度ランキング日本一に輝いているのか

福井幸福ランキング

子育て環境の良さ、教育水準の高さ、安定した雇用・経済状況、豊かな生活環境など多くの民間調査において、「幸福度日本一」と評価される暮らしやすい地域。二位は東京ですから「田舎の方が有利」と言う訳でもなさそう。

幸福な福井。でも社会減が続く。なぜ?

そんな幸せいっぱいの福井ですが、統計から見ると人口は社会減です。

福井人口増減図

オレンジの「県外転出」が毎年3月に起こっていることがわかります。H31年3月は約4000人転出し、転入は約2000人です。この時期に起こる移動はやはり進学ですよね(会社の人事異動もあるでしょう)。

幸福度分野別ランキングで唯一評価の低い「文化分野」は33位

少し古い資料ですが、調査方法が上記のPDFに記載されていますので、引用します。

弊所の幸福度研究、幸福度ランキングは、可能な限り主観的な要因を排除し、各種統計指標を基に、できるだけ客観的にランキング化したものである。

そして、文化分野の調査にはこう記載されています。

➢文化分野
富や利便性の追求から脱却し、教養や人間性豊かな文化的素養を持つ人が育つことに期待している

深い。深すぎます。

「文化分野」の構成要素は以下の通り

余暇・娯楽
(16)教養・娯楽支出額(サービス支出)
(17)余暇時間
(18)常設映画館数
(19)書籍購入数
(20)文化活動等NPO認証数
国際
(21)外国人宿泊者数
(22)姉妹都市提携数
(23)語学教室にかける金額
(24)海外渡航者率
(25)留学生数

ここまで見てくるとなんとなくうっすらと見えてきますね。余暇・娯楽と国際が低いと言うことははっきり言えば「面白くない」「外国人が来ない」と言うことでしょう。どうも私たちが関わることで解決できることはありそうです。

マーケティング×ファイナンスができることは何か?

繰り返し述べていますが、

ローカル/ニッチ/中小企業向けに新規事業立ち上げをマーケティングと資金調達で支援します

ですので、福井のローカル/ニッチ/中小企業とどっぷりやっていこうと思います。若者達が面白い!と思ってもらえるような施策が必要ですよね。そんな新規事業がどんどん湧き起こるようにマーケティングと資金調達でお手伝いします。

若者達が面白い!外国人が来てみたい!そんな街にする施策を繰り出していきましょう。そうすれば、交流人口、関係人口が増えます。そんな思いで福井県営球場やフェニックス球場(福井市営)を視察していたら胸が熱くなりました。

「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々のことを指します。

福井の人たちと語り合ってそう決意を固めた先週でした。詳しいプロジェクトを公開できるようになったらまたお知らせします。

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