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愛とリーダーシップ

こんにちは。「働くひとの健康を世界中に作る」株式会社iCAREでエンジニアをしていますhiroenと申します。

この記事は、iCARE Dev Advent Calendar 2022 第2レーンの16日目です。

当社iCAREが大事にしている価値観の中の一つに、CREDOがあります。これは、私たちが共に働く仲間に、どのような行動を求めるか?どのような仲間と共に働きたいか?ということが書かれたものです。そんなCREDOの中に「仲間に愛はあるか?」というものがあります。

仲間に愛はあるか?
互いの理想を尊重し、互いに実現するために本音でぶつかり合う。そんな仲間との Respect & Strict な関係を、プロとして楽しんでいこう。

https://www.icare.jpn.com/recruit/#credo

この「仲間に愛はあるか?」というCREDOはちょっと抽象的というか、これを体現していくのは、他の行動指針と比べても難しいと社内でもよく言われます。
と言いつつ大変手前味噌で恐縮なのですが、私は先日行われた上期の振り返り全社会議での表彰で、僭越ながら「愛賞」を頂きました。社内でこの「仲間に愛はあるか?」という行動を取ってきたという点において、評価いただけたということでした。
正直身に余る賞だなと思いました。ですがせっかく頂いたのでということで、今回は「愛」について色々思うところというか、青臭い学生時代の思い出話を書きたいと思います。
何を書くかといえば、タイトルにある通り、「愛」と「リーダーシップ」。この二つって似てるところがあるよねって思ったという話です。

この投稿は個人の昔話、感想、雑に言ってしまえばポエム100%の記事です。これを読んで何かビジネスやチームビルディングに役立つTipsが得られることはないので、安心してください。

愛とは、"welcome"すること - 大学時代の恩師の話

最初に、大学時代にめちゃくちゃお世話になった教授の話をしたいと思います。その先生には授業内外でとてもお世話になっていました。授業もたくさん取っていましたし、お宅にお邪魔したこともありました。私が最も尊敬する人のうちの一人です。
その先生とは学問的なこと、そうでないこと、色んなことを話しましたが、そんな中で愛のことを「welcomeする気持ち」というように表現していた記憶があります。(何で愛の話になるねんというのは一旦ここでは置いておきます)

この「welcomeする気持ち」についてもう少し考えるために、welcomeという言葉を辞書で引いてみます。

welcome 
歓迎する、喜んで受け入れる

https://ejje.weblio.jp/content/welcome

すなわち、「welcomeする気持ち」とは相手を受け入れる気持ち、相手の存在を受け入れ喜びぶ気持ち、と言い換えられるかもしれません。愛とは、相手を受け入れ喜ぶことと言えるのかもしれません。私は、できるだけそのような愛ある人でありたいなと思ってこれまで生きてきました。

これについて、「それは理想論だ」と思う人も多いでしょう。まあ、私もそう思います。人が集まれば合う合わないはありますし、私もそんなに心の広い人間でもないです。
でも、私は少なくとも「こんな考えはあまりにも理想主義的だからやめてしまおう」とは思いません。相手の価値観や考えに賛同できなくとも、一旦受け止めること、相手の存在や立場を認め受け入れることはできるのではないでしょうか。いや、少なくとも、一旦それを試みるぐらいのことはできるはずです。完璧であることはとても難しいですが、できるだけそのようにありたいなと思っています。

リーダーシップとは、相手の話をよく聞くこと - 高校時代の合宿の話

それは、私がまだ高校生の時です。私は学校の掲示を見て、とあるサマースクールに応募することにしました。それは、全国から高校生が集まり二週間合宿をして様々な講演を聴いたりディスカッションをするというものです。普通の高校生だった私がなぜそれに応募しようと思ったのかさっぱり覚えていません。でも先生に頼んで申し込み、応募書類をしっかり書き、面接まで受けに行って何とか通った覚えがあります。参加して180度人生変わった!とまでは言わないですが、じわじわと自分の価値観に染み渡っているような、私にとってそんなイベントでした。

その二週間の中でいくつか思い出深い言葉があるのですが、その中の一つに「リーダーシップとは人の話をよく聞くことである」と言ったような言葉があります。もう大分昔なので具体的な言い回しは忘れていますが、何度も何度も繰り返し言われたので、とても印象に残っています。最初その言葉を聞いた時は衝撃でした。きっと皆さんもそう思ったでしょう。「リーダーとは、いろんな人に指示を出す人のことじゃないの?」と。そうではないというか、リーダーの役割や行動の話をしているのではなく、リーダーが持つべき資質の話をしているのだと思っています。もう正直その理由をどう説明されたか覚えてもいないですが、周りの意見をよく聞きよくよく対話することこそあるべきリーダーの務めなのだと、私は解釈しています。

ただ正直、自分にリーダーシップなど語る資格もないと思っています。合宿に参加後の高校時代から、色々リーダー的なことをやらせてもらう機会がありましたが、全然うまく行った記憶がないです。学校行事とかサークルとか・・・。それに、対話や傾聴、今の自分にはまだまだ全然できてないなと思います。でも、少なくとも自分のなりたい、自分の中でのあるべきリーダー像はここからブレることはないです。

愛とリーダーシップ - 傾聴し対話すること

こう考えると、愛とリーダーシップ、この二つの概念ってちょっと似てると思いませんか?全く同じだとは思いませんが、「他人を認め、受け止める」という点で繋がっていることもあるのかなと思います。少なくとも、私にとってはそうです。私がこうありたいという理想の姿の近いところに存在する概念の仲間だと思っています。

仲間に愛はあるか?

ここまで話してきたような自分の理想に近づくために気を付けていることとして、「傾聴すること」があります。まずは、相手の話を聞いてみること。相手の立場や考えを理解すること。とても難しいことですが、気をつけています。

そんなことを考えていたら、とある日の会社のCxO Open Hour(CxOたちに色んな質問ができるイベント)で、かつてのCREDOやVALUEの話になり、その中に「傾聴すること」というようなものがあったと聞き、驚いた記憶があります。

「傾聴すること」は、今のiCAREにて評価されなくなったかというとそうではないと思っています。これまでの話してきた私の考えからすると、「仲間に愛はあるか?」にこれが生きているのだと思います。

仲間に愛はあるか?
互いの理想を尊重し、互いに実現するために本音でぶつかり合う。そんな仲間との Respect & Strict な関係を、プロとして楽しんでいこう。

https://www.icare.jpn.com/recruit/#credo

iCAREの中ではこのCREDOについて「優しいのは当たり前でそこからさらに一歩踏み出そう」というような話がされます。これは、「ただ話を聞くだけではない、より能動的なアクション」を求めているのだと言っていると思っています。それはより深い相手の受容であり、より深い対話を求めているのだと思います。iCAREのメンバーとして求められるリーダーシップのあり方の一側面を表現したものだと思います。

最後に

何度もくどく言いますが、正直自分が愛とかリーダーシップなんてどの口が言うんだと我ながら思います。でも、ちょっと色々青臭い学生時代のことを思い出したので語ってみました。
ここで話しているようなことって本当に理想論で、難しいですし正直しんどいです。だから、まあ時には真剣に時には気楽に、少しでも理想に近づければなと思います。

以上です。ここまでお読みくださった方ありがとうございました。


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