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GIVE&TAKE 成功するGiverになる心構え!

昔からよく言う「GIVE&TAKE」、最近よく耳にする「GIVE&GIVE」。
「GIVE」すること、「GIVE」し続けることがが成功につながるという言葉をよく耳にする。頭ではわかっていても、なかなか徹底するのは難しく、人間、どこかで、”見返り”や”対価”をもとめてしまっているのではないか。

日本古来の考え方でいうと「GIVE」することは、”徳を積む”ということと同じように感じる。「GIVE」することで、”徳”が積み上がり、そのことで、何事もいい方向に進んでいき、周囲に感謝され、すがすがしい気持ちや、前向きな気持ちになれる。

そう考えると、「GIVE&TAKE」や、「GIVE&GIVE」、なんて言葉は昔からあう、大切な考え方なのかもしれない。

そんな、「Give」を大切にする考え方や、「Give」する人=「Giver」であることの意味、成功する「Giver」になるための方法などが語られた書籍が、「GIVE&TAKE 与えられる人こそ成功する時代」だ。その解説を、中田敦彦の「中田敦彦のYouTube大学」で紹介されていたので、そのポイントをメモしたい。

引用:「GIVE&TAKE 与えられる人こそ成功する時代」(著者: アダムグラント)[三笠書房]
参考:中田敦彦のYouTube大学「GIVE~成功する与え方~」

「Giver」の割合は25%!

世の中の人は、「Giver」(ギバー):人に惜しみなく与える人、「Taker」(テイカー):真っ先に自分の利益を優先させる人、「Matcher」(マッチャ―):損得のバランスを考える人に分類でき、そのうち、ギバーの割合は約25%で、太宗はマッチャ―とのこと。2:8の法則からして、なんとなくギバー割合は少し高いかなあという印象。いずれにしても、太宗はマッチャ―であることから、ギバーとして必要な行動や考え方を理解し、いかにギバーとしての行動に徹することができるか大事である。

「Giver」、「Taker」、「Matcher」の割合
①「Giver」(与える派、利他)    25%
②「Taker」(奪う派、利己)     19%
③「Matcher」(バランス派、調整) 56%

成功する「Giver」になるために

成功するギバーになるためには、まず成功するギバーとはどういう人なのかを理解する必要がある。

成功するギバーは、
①自主的であること
②計画的であること、
③他者志向性を持つ(≠自己犠牲)
が重要とのこと。

自主的であることは、自ら選んで「GIVE」することであり、断ることもひ必要という考え方。選んで「GIVE」するからこそ達成感が得られるという

計画的であることは、年100時間ルールなどを設けて、決して、やりすぎないこととのこと。「GIVE」することは大事だが、大きく自己犠牲してまで、「GIVE」する必要はない。

他者志向性は、正直者が馬鹿を見る、ではないが、人のために動いて、尽くし過ぎてもだめで、単なるお人よしで終わってはいけない。他者の利益と自己の利益を同時に追求する。受けとるより多くを与えても、決して、自分の利益は見失わず、それを指針に、「いつ、どこで、どのように、誰に与えるか」を決めることが大切。

また、与えた結果からエネルギーを得る意識も大切で、ギバーが燃え尽きるのは、与えすぎることより、与えたことでもたらされた影響を、前向きに認めてもらえていないことが原因となる。与えた結果が実感でき、心の見返り、逆にパワーや元気をもらうが重要になる。そして、「GIVE」はバラバラより一度にまとめるやる方が幸福度が増すらしい。職場であれば、人にアドバイスを求めてよい時間と仕事に集中する時間を分けるのも良い選択とのこと。

テイカーに気を付けよう!

自分自身が成功する「Giver」になるためには、周囲に成功ギバー集めるに越したことはないが、一定数いるテイカーを排除(回避)することが現実的。ギバーの影響により、マッチャーはギバーよりになってくるらしいが、テイカーには注意しないといけない。テイカーはギブをネガティブにしてしまうからだ。

テイカーができるだけ排除(回避)するために、まずは、テイカーを見抜かないといけない。そのテイカーは人当たりでは判断できないできないが、レック判別(アピール行動で見分ける)で見抜くことができるとのこと。

  ①写真の使い型(本人より見栄えの良い写真を使うなど)
  ②言葉の使い型( I をよく使うか(≠We をよく使う))
  ③謙虚さが足りず、自慢しがちな方
(例)「あたなが影響を与えた人物は?」と聞いた回答が、
   ・テイカー:格上の人、有名人など
   ・ギバー:鋭意協力している方、困ってる方など

また、人当たりの良い戦略的テイカーもいるので注意が必要。先を見越して、近々助けてもらいたいと思っており、親切にするテイカーには要注意。

なかなか、人をこのような考えで比較したり、評価することは難しいので、あまり神経質になる必要はないと思うが、テイカーは周囲の和を乱してしまう可能性もあるので、顕著な方が周りにいるのであれば、注意するよう心掛けたい。

みんな、ギバー、テイカー、マッチャ―の側面を持っている

みんな、それぞれ、ギバー、テイカー、マッチャーの側面を持っている。そりゃそうだろうな、誰もが、完璧にギバーに徹することは難しいし、だから太宗がマッチャーともいえるのだろう。
しかし、成功するギバーになることを意識することが大切で、その意識が行動を変え、中長期的に、物事がうまくは運ぶようになるのであろう。

行動を変われば、信念や動機も後からついてくる!
成功ギバーになると決めて、良い事をやり続けると本物の成功ギバーになっているし(認知的不協和)、自らの選択で、そうなりたいと思ったら、なれると中田敦彦さんは締めくくっている。

ギバーに徹することにリスクもある。簡単にはうまくはいかない。少しでもリスクを回避するために、信用しすぎること、相手に共感しすぎること、臆病になりすぎることにも注意したい。

・信用しすぎて騙されないために、テイカーを相手にするときには、自衛のために、マッチャーになる。ただし、三回に一回はギバーに戻って、テイカーに名誉挽回のチャンスを与える。
・共感しすぎて交渉がうまくいかない場合は、相手が感じていることではなく、考えていることを想像する。人の視点でものを見ることで、真意を見極めることができる。
・臆病になりすぎて強く出られないときは、自分を信頼してくれる他の人の代理人として振る舞うことで、ギバーとしての自己イメージと社会的イメージを保つことができる。

成功するギバーは、「自己犠牲」ではなく「他者志向性」であること。
そして、「利他的」であり、「利己的」でもあるということ。
また、自分だけでなくグループ全員が得をするように、パイを大きする。
受け取るより多くを与えても、けっして自分の利益は見失わず、それを指針に、与えることを「計画的」に行っているということ。

これらの考えをが、成功するギバーになるための心構えと言えるだろう。

徳を積みながら生きていきたい!

ここまで「GIVE」について、成功するギバーについて、書いてみたものの、どこかしっくりこない感じはなぜだろう。

ギバーになるという宣言も、なんか、しらじらしくないかと感じてしまうし、一歩間違えば、偽善者のように聞こえなくもない。偽善者であっても、良い事をしていることに変わりはないともいう。
「利他的」であり、「利己的」でもあれ。
わかるんだけど、どっちなのかとも思ってしまう。

そう考えているうちに、やっぱり、私には、「GIVE」よりも、”徳”という表現のほうがしっくりくるのではと思い始めた。

昔、子供が生まれたときに、仲間からたくさんのお祝いのメールやお祝いをいただいた。そのことについて、お義母さんから言われた言葉を思い出す。

「そうやって、みなさんから祝福されるのは、今まで、たくさん、”徳”を積んできたからよ。」

決して、何かあったら祝ってもらおうとか、見返りを求めて、仲間と仲良くしたり、助け合ったりしてきたわけじゃない。でも、そう言われた言葉に、今までやってきたことや仲間との付き合い方などは間違ってなかったのかなと思えた記憶がある。その記憶がふと蘇る。

そう考えると、「GIVE」することは大事だし、ギバーになる心構え理解をすることは大切だが、私には、「”徳”を積みながら生きていく!」という言葉のほうがしっくりくる。

この本について、概要を理解し、意識して行動することとしたいが、私自身は「”徳”を積みながら生きていく!」をテーマとして、これからもたくさんのことにチャレンジしていきたい。

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