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Photoshopで叶える、しあわせ♡レタッチ講座【イベントレポート#22】

どもども!ひろクリギルドのやんこです。
2023/12/6 (水)に開催したひろクリギルド代表のマスべさんによる『Photoshopで叶える、しあわせ♡レタッチ講座』のレポートをお届けします。

今回のイベントは、約1ヶ月前に開催されたAdobeの祭典「Adobe MAX 2024」のショートセッションブースにて、マスべさんがご登壇された内容の拡大版としてオンラインで開催しました〜!

Adobe MAX 2024での様子。たくさんの方が参加された上に、ご参加されたみなさんが熱心に撮影したりメモを取ったりしながら聞いておられ、非常に反響の高いセッションとなりました。

講師紹介

フリーランス / Webデザイナー / ひろクリギルド代表
マスベサチ さん 𝕏

京都生まれ、広島育ちのフリーランスWebデザイナー。
美術教師だった母の影響でお絵描き好きの幼少期を過ごし、その流れでデザイナーの道へ。現在はWeb/UIを中心としたデザイン制作業と講師業・メンター業をメインに活動。クリエイターの学び・スキルアップ・交流をサポートしたいという思いから「ひろしまクリエイターズギルド」を主宰。
デジタルハリウッドSTUDIO広島 トレーナー / 近畿大学工学部 非常勤講師 / 穴吹デザイン専門学校 非常勤講師

セミナーの内容

セミナーの内容を一部抜粋でご紹介!

イントロダクション
-レタッチの重要性を知る-

まずは「なぜレタッチが重要なのか?」を知るために、身近なデザイナーあるあるのお話からは始まりました。

ノンレタッチでクオリティの低い素材をそのまま使ってしまうと

  • デザイン全体のクオリティに響いたり

  • 周辺のデザインにも悪影響を与えたりして

  • どこか素人臭くなってしまう!とのこと。
        ↓↓↓
    \そんな時にはレタッチ!/です。

たとえば…ここにあるひとつのバナー。一見良さそうに見えるバナーでも、写真が今ひとつバナーの意図にマッチしていないってこと、ありませんか?

元々のバナー。画像部分がちょっと残念。加工してバナーの意図に合わせましょう!
  • 左の女性の困ったような表情を笑顔にしたい

  • 2人のなんともいえない距離感を近づけたい

  • 服の色の印象がふたりとも暗い

こんな時にはレタッチで解決します!
先ほどの問題点を解決した状態が下にある右側のAfter画像です。
写真をレタッチすることで、バナーの訴えたい内容に、より則した見え方にすることが可能です。

女性の表情を笑顔にし、2人の距離を縮め、右の女性の服の色を明るくしました。

人が視覚的に判断する時間は、ほんの数秒と言われています。画像は文字を読むよりも与える印象がはやくて強いことを考えると、たしかにレタッチは侮れない手法のひとつだなぁと感じました。

レタッチどころを知る

このセミナーでは1と3について細かく学びました。

では実際、どういう場面でどのようにレタッチをすると効果的なのでしょう?レタッチの順番や主要ポイントとともに学びました。

削除ツール・角度補正・カラーバランス・トーンカーブを使い、写真の傾きや余計な写り込みの削除、明るさ補正をすることで、写真のイメージをすっきりとさせました。

人物の魅力をベストな状態で伝える

次に、人物の魅力をより伝える方法を学びました。
レタッチするときは、① 形の変形 → ② 色補正の順に行うことが大事とのこと。その上で、それぞれの補正の際に注目するポイントを教わりました。

また、マスべさんは、女性のレタッチをする際には、骨格タイプも考慮しながらレタッチをしていくとのことで(すごぃ!!)骨格タイプ別の表も公開してくださいました。マスべさんのこういう繊細で研ぎ澄まされた視点が、なるほど納得な成果物を創るんだなぁ〜!と一同驚愕でした。

人物レタッチの主要ポイント1「形の変化に関係すること」
人物レタッチの主要ポイント2「色の変化に関係すること」
画像に映るのが女性の場合は骨格タイプを確認して補正する

人物レタッチの実演

セミナー後半は、人物レタッチの実演でした。この歪みツールの手さばきがすごい!このさじ加減は必見です!

人物写真って、その方の「実際の雰囲気」と「写真に写ったの雰囲気」が、なんかちがう…なんてこと、よくありますよね。そこで、マスベさんんはレタッチでできるだけ「実際の雰囲気」に近づけてあげることを心がけけているのだそう。

ポイントは『会った時のその人の魅力や印象、雰囲気に合わせること』。整形級に体型を変えたり顔のパーツを盛ったりしません。

実演のビフォーアフター。さりげなく変化しているものの雰囲気は大きく変わっています。

今回補正した箇所は以下のようになりました。

形の変更点
体 / 上半身のボリュームを抑える / 首の長さ / 服の余計なふくらみ  / 歪み加工した上で不自然になった姿勢の補正  / 顔  / 目のバランス / 頬骨 / アホ毛 / ホコリ / 背景など

色の変更点
白目 / 歯の黄ばみ / 首の色 / チークの調整
照明の関係で白飛びしてしまったチークの調整に関しては、色を足すのではなく、調整レイヤーで調整するというのも目から鱗でした。

洋服のリブのゆがみもゆがみツールで直していきます。
メイクしていると首だけ素肌の色のままになるので、顔と首の色味に違和感が生じていることってあるあるですよね。首の色も忘れず補正してあげることで全体的に自然に雰囲気をまとめることができます。

おまけ

最後に、2023年を代表するアップデート「生成AI」でアホ毛を消したらどうなるか、というのも実演してくださいました。マスべさん的には「生成AIだとまだちょっとおしい!」という前置きではありましたが、この実演で出た結果は中々良い感じでした。生成AIは毎度違ったものが出てくるのでラッキーだったら使える!(かも)

「アホ毛を消して」で必死にアホ毛を消してくれる生成AI。アホ毛を理解してるんですね。

\ここで朗報/アーカイブ動画見放題

今回のセミナーでは、1時間に渡り、内容に沿って細かく手法をレクチャーしてくださっています。理に叶った目から鱗の手法が満載です。
「何度も復習したい!」そんな時には【ひろクリギルドの過去セミナーやバナー勉強会のアーカイブが全て見放題!のひろクリギルド有料会員がおすすめです。お申し込みはこちらからどうぞ

みなさまの声

イベントアンケートでの反応を一部ご紹介します。

先日のAdobe MAXのショートセッションを拝見し、面白かったのでこちらを改めて受講しました!普段デザイン業務では素材写真を独学でなんとなくレタッチしておりましたが、実務にすぐ活かせるセッションでした!明日から早速活用します!

生活感のあるものを消すというのはなるほど、と思いました
レタッチをする目的というものがあまりイメージできていなかったので、とても参考になりました。

人物の骨格や、実際に会った時の印象までをも考慮するなんて、目から鱗でした。(中略)レタッチ技術は向上させたいので、単発イベントだけでなく、しあわせレタッチ有料講座を作っていただきたいです…。

ブルーのチャンネルを選択して反転して選択範囲を作っていたのをみて、こうやれば白飛びしないんだなってわかり、ありがたかったです。

生成AIを使う部分、発想が広がりました。

一つ一つを長く解説するというよりは、ポイントを絞って解説されていて、ききやすかったです。

アンケートへご回答くださった皆さま、ありがとうございました!

次回イベントのお知らせ

次回のイベントは『税理士がしっかり解説!そこが知りたかったインボイス制度〜確定申告編〜【ひろクリギルド#24】』です!

2023年10月にスタートしたインボイス制度。インボイス制度開始によって、事業者には新たな手続きが必要となり、確定申告においても気をつけなければいけないポイントが増えているとのこと。
そんなポイントを、税理士の先生にバッチリ解説していただきます!

イベント概要

日時:2024/02/19 (月) 20:00 - 22:00
場所:Zoom開催(アーカイブつき)
参加費用:1,000円(有料メンバーさまは無料。詳しくは公式サイトへ)
お申し込みは以下のリンクよりお願いします!

さいごに

ひろしまクリエイターズギルドでは、今後も【交流】と【学び】に繋がるイベントを開催していきます。
今後の予定は、公式サイトX(旧Twitter)アカウントにてお知らせしております。ぜひチェックしてみてください。

寒い日が続きますが、みなさまウィルスには気をつけて穏やかに過ごしてください。それではまたお会いしましょう!やんこでした〜。

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