マガジンのカバー画像

旅するふるさと便 まつもと号

17
運営しているクリエイター

#フリーランス

田所真理子 / tadokorogaro

4年前の松本旅行中、日本料理『温石』で念願の晩餐をいただいた折に、真理子さんの営むギャラリー『tadokorogaro』に出会いました。  音や時間が吸いこまれ、繭のなかに居るような気分になったことを思い出します。  それ以降何度か訪れるたび、感性をゆすぶる品品、お料理と空間まるごとが五臓六腑に沁みいり、特別で美しい場所にいつもすっと背筋がのびる想いでした。  旦那様は温石を、真理子さんはギャラリーを、松本の自宅の一角を自らで改装し

Confiturier Chez Momo

南仏でジャム作りを学び、故郷である松本にて開店。今年の2月に10周年を迎えたコンフィチュール専門店”Chez Momo”を営む蒔田さんは、いつも飄々としてユーモアたっぷり ~  今でこそ魅力的な個人店があちこちに点在する松本ですが、シェモモはなかでも草分け的存在。 松本の店主からも慕われる、みんなの先輩です🙂  ネーミングにときめいて手に取った“レモンとウィスキー”にはじまり、”B.C.P.(バナナカラメルコショウ)”といったクセモノか

村山農園 / Murayama Farm

松本の今井地区でりんご農園を営む村山さんのご家族にはじめてお会いしたのは、昨年の5月末、友人に誘われて摘果作業のお手伝いに行ったときのことでした。 子供の頃から毎日のように食卓に並んでいたりんごだけど、そのときはじめてやっと、りんごの木を認識し、どのように実がつき、成長して、収穫に至るかを知りました。  そして驚いたのは、ひとつ100円くらいでスーパーに並んでいるりんごは、きれいに赤く色づいたそのひとつが無事に収穫できるまで、

Sumire Poynter / issou

『ふるさと便』をはじめるにあたり、いちばんに声をおかけしたのは、すみれさんでした。   海と山に囲まれた三重で育ち、イギリスに渡ってアートを学び、ガーデニングと出会い、その後家族で松本へと移り住み、現在は“issou”の屋号でボタニカルアーティストとして活躍する彼女は、妻として、母として、ひとりの表現者として、わたしにとっての憧れの女性です。  世界各地のオーガニックハーブを扱ったアロマオイルやハーブビネガーの受注、ワークショッフ

HOME TO TAPE

¥600(税込)   『旅するふるさと便』の梱包用ラッピングテープ。  それぞれのふるさとからふるさとへ、おうちからおうちへとバトンが続いていくイメージで"HOME TO"がリピートするデザインになっています。  ボックスを受けとった方が手持ちの箱などに地元のものを詰め『HOME TO TAPE』を使って、また次の方へと”あなたのふるさと便”を贈ってもらえたら、という願いから作りました。  会いたいけど今は会えない大切なひとへ、”ふるさと便”を贈って

旅するふるさと便 まつもと号  2020SS『女鳥羽川』

¥6,600(税込) みずさんぽ『女鳥羽川』BOX ~ ~ ~ ~ ~  松本は四方をぐるりと山に囲まれ、その山々から集まってきた水が街のまんなかを流れる女鳥羽川や、いくつもの井戸や湧水となってあちこちに点在しています。  「ここの水はまるい」とか「料理用にはここ!」だとか、それぞれにお気に入りの湧水があったりして、ペットボトルに汲みにくる姿はこの街の日常の風景です。  RITOGLASSのグラスを柚木ふきんにちょいと包んで、マップを片手に水巡りで効き水

旅するふるさと便 まつもと号  2020SS『あがたの森』

¥5,500(税込) 新緑燃ゆる『あがたの森』BOX  + + + + +   毎年5月の終わりに「クラフトフェア」が開催される、あがたの森。  97歳にして現役染色家の柚木沙弥郎の母校があり、戦後民藝運動とともに歩んできた松本の街の文化の発信地でもあります。  美しいものを愛で、凛とした独自の哲学を持った個人店が多いのも、この街が育んできた魅力のひとつ。  栞日の「masterpiece」には、そんな人々を惹きつける街・松本のヒ

旅するふるさと便 まつもと号 2020SS『アルプス公園』

¥3,550(税込) 稜線をのぞむ『アルプス公園』BOX " " " " " 北アルプスが澄んだ空気に映え、春は桜、夏は新緑が美しいピクニックスポット『アルプス公園』をイメージしました。 issouの目にも美しい水出しの過程がたのしめるブレンドティーや、村山農園より届いたりんごジュース、田所真理子の「りんごおじさん」といっしょに、おうちでも、お外でも、身近な自然を味わうひとときをお過ごしください。 " " " " " [ セット内容 ]  - 水出しブレンドテ

『まつもと号』のなかみ

この企画がスタートしたのは、4月のおわりでした。 信州の長い冬が終わり、いのちが芽吹く春を迎え、じりじりと暑い夏に向けての、ほんのはかないひととき。 読みかけの本と美味しいものをつめこんで、でもなるべく身軽に、風に吹かれて自然のなかへとショートトリップするような”ピクニック”をイメージした構成を考えました。 3つのテーマを用意して、それぞれわたしが好きな松本のスポットから『アルプス公園』『あがたの森』『女鳥羽川』と名付けています。 季節の移ろいを感じながら、コンパクト

ONLINE STORE OPEN ~!

ひと月前、ステイホームしながらふと芽が出たアイディアが、たくさんのひとたちのあたたかいサポートにより、やっとひとつのかたちになりました。 - この時期はいつもなら「工芸の五月」や「クラフトフェア」で賑わう松本の街が、今年はぽかーんと穴があいたよう。 毎年あちこちから訪れてくれるひとたちに会えずじまいでなんだかさみしいようなちょっぴりくやしいような、そわそわした気持ちを抱えている街のひとたちの顔が浮かびました。 きっと県をまたいでの行き来が今後暫くは難しいだろうな、

ラッピングテープのおはなし

今回のふるさと便、「こんな箱が作りたいんです!」って相談したところから始まり、ことある毎に『藤原印刷』の藤原隆充さんが導いてくれました。 (隆充さんは、このコロナ渦でこどもたちに”大きな紙”やレターセット”お元気ですか”を無料配布したりと、従来の印刷会社の枠をぐいぐいはみ出し、リソースを上手く使って地域貢献をされている、今、松本でもっとも輝いているひとNo.1です!スピーディーかつシャイニー!)  そして、ふるさと便のために梱包用にもなるラッピ

ふるさと便を編む

旅するふるさと便 まつもと号 2020_初夏 - なかなか行き来がむずかしい今、 田舎のお母さんから送られてきたふるさと便のような 旅先の空気も詰め込んだお土産のような それぞれの地域から遠くのあのひとを想って 贈る。交換する。 - 参加: 栞日 Confiturier Chez Momo Sumire Poynter (issou) 田所真理子 (tadokorogaro) 滿 村山農園 RITOGLASS 協力: 藤原隆充(藤原印刷) 清水

“旅するふるさと便 まつもと号”

🙂カミングスーン 帰国後松本に一年暮らし、いよいよ春からは京都へ拠点をうつして自分の場所を持ちたいとおもっていたのがこんなことになってしまったので、松本で足踏みしていたところ、これからの未来がどうあってほしいか、松本にいながら自分ができることはなんだろうと考えていました。 暫くは、あたらしく場所をつくることがなかなか難しい状況ではあるけれど、今はじめられることを、と思いついたのがひと月前。 生来ののんびり屋なのでいろいろと時間がかかってしまったけれど、まもなくお披露目でき