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防衛反応としての人格解離

最近、私の中に『人格』が居ることが判明した。

5歳女児、10歳女児、21歳程度の大人人格女性。

できる人格の年齢は、過度なストレスに晒された年齢と言われている。

つまり子供の人格は、その年齢の当時に大きな出来事やストレスがあり、その現実に直面することから守るためにこの人格が出来たのである。


私の中の5歳女児人格は、私が5歳当時親からの辛い虐待に晒され、そのつらさから逃れるために防衛反応として生まれた人格だと考えられる。

10歳女児人格も似たようなもので、当時の年齢で辛い出来事が家庭であったから、そこから主人格が逃れるためにとった選択が人格を作ることだった、と私は考えている。

人格があると困ることは、交代中の記憶があやふやになっていることや、主人格である大人の年齢でないと対応できないような場面の時に子供の人格が出ているとその対応が難しくなってしまうことだ。
でも全く覚えていない訳では無いので、どうにか日常生活は送ることが出来るのが不幸中の幸いだ。

実際に、障害年金の申請にあたっての話し合いの時に出てしてしまっていたのは10歳女児人格の『美莉』だった。
受信や就労の時にも、美莉はよく出てくるし、多少の大人の対応ならなんとかいつもこなすことが出来る。しかし年金の話は10歳には難しすぎたのか、あまりきちんと理解できず、質問にも回答するのが困難である様子だった。

人格交代はコントロール出来ないことが多い。
たまに人格が人格同士で呼びあって起こしたり出るように呼びかけたりしてその人格が出てくることもあるが、『人格が寝てる』『人格が出たくないって言ってる』などという表現の理由でスムーズにその人格を出すことが出来ない時もある。ましてや、いつの間にか人格がコロッと変わっていた、なんてこともしばしばある。必要な場面に主人格や対応出来る大人人格が出てこないのは本当に困ることで、日常生活に支障を来す。


ワーカーさんの言葉。

『人格同士みんな仲良くできるといね』

主治医の言葉。

『人格同士で助け合えるといいね』
『人格達が現実に直面するのを梓から守ってくれてる』
『解離は防衛反応だよ』


まずは自分の中に何人いるのかをしっかり把握することからスタートだ。自分じゃ認識しにくいから他人に言われたことも参考にするしかないのだと思う。

だから私は独りじゃない。
私の中のみんなといきていく。

子供が2人もいるから喧嘩しないといいなぁ。笑

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