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少水常流如穿石(しょうすいつねにながれていしをうがつがごとし)

気がつけば今年もあと1ヶ月。
自分は何をしてきたのだろう。全然何もしていない。少しも自分は成長しなかった。
そう感じてはいませんか?

小さい変化って、気がつかないですよね。
植物の成長だってそう。少しずつ色づいていたって気がつかない。
でも後になると、変わっているのだなって感じる。
葉っぱだって、うっすら赤くなっているくらいだと気がつかない。
そんなものですよね。

「少水常流如穿石」という禅の言葉があります。

少しの水、わずかな水の流れだったとしても、常に流れていればいつかは石に穴をあけてしまうという意味です。

毎日真面目に過ごしているだけで、必ず人は前に進んでいます。
昨日と今日が全く同じ、なんてことはあり得ません。
人は生きている限り、必ず変化しているのです。

成長している様子というのは、なかなか実感できないもの。
でも、後で振り返った時には、きっと変化を感じるはずです。
この葉っぱの色の移り変わりのように。

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