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「麻布三之橋 竹浪」 25年の修行と実績を積んだ店主が満を持して創業。南麻布の隠れ家的鮨店

今回のお店は麻布通り「三の橋」交差点すぐ。
麻布十番駅から徒歩8分
白金高輪駅から徒歩7分
麻布十番駅と白金高輪駅の中間に位置します。
三の橋交差点より西へ入ると
南麻布の住宅地にひっそりと佇みます。

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2019年11月オープン
店主は都内の日本料理店や鮨店などで
25年の修行経験をもつ実力者で
自身の鮨店を独立開業。

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【オープン日】
2019年11月

【店主】
大将の竹浪 卓(タケナミスグル)氏は
1974年、東京都生まれ。

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高校卒業後、知人の紹介により鮨店で修業をスタートし次第に料理の奥深さや面白さに魅せられ、本格的に“職人”になることを志す。
日本料理や鮨をメインにしたお店で
約26年の間研鑽を積み、独立。
非常に物腰柔らかく、人当たりの良い
初めての方でも溶け込めるようなお人柄です。

【店内】
風情ある佇まいの建物の暖簾をくぐれば
土壁に囲まれた店内は、落ち着いた暖かみのある和空間のヒノキのL字カウンターを8席。
席同士の間隔も広く
ゆったりとくつろぎながら過ごせます。

【シャリ】
舎利は山形県コシヒカリを羽釜で炊き
米酢と赤酢をブレンドして仕上げ
米の立った食感で口の中でホロリと解け
2、3粒残るような舎利です。
小ぶりな舎利にネタを包み込むように握る。


【おまかせコース20,000円(税抜)】

【摘み】
▶︎岩モズク
一本一本がしっかりしていて
シャキシャキの食感。

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▶︎毛蟹
上に土佐酢ゼリーと蟹味噌
柔らかく繊細な甘味が溢れます。
味噌も濃厚でコクがあり。

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▶︎鱧と松茸の茶碗蒸し
酢橘の酸味が素材の味と香りを引き立て
秋を感じさせる一品です。

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▶︎秋刀魚炙り
肝ソース
ジューシーな脂乗りに
秋刀魚らしい旨味と香りを楽しめます。

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▶︎蒸し鮑肝ソースウニ乗せ
肝ソースには卵黄を合わせていて非常にマイルド。ウニと鮑の香りの相乗効果で旨い。

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▶︎金目鯛炭火焼き
ふっくらした身質にパリパリの皮目で
火入れ加減が絶妙で旨いです。

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【握り】
▶︎春子鯛
しっとりと口当たり滑らかで
旨味と甘味がバランスよく口へ広がります。

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▶︎シンイカ
もっちりかつサクサク食感で
シンイカらしい甘味が溢れます。

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▶︎平目
柔らかいが適度に歯応えを感じる食感。
繊細ですが濃ゆい味わいが広がります。

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▶︎鰹
旨味が広がり薬味との相性も良いです。

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▶︎赤身 塩釜産
滑らかな身質と酸味と旨味のバランスが絶妙で
冬らしいマグロになって参りました。

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▶︎大トロ 大間産
重さを感じさせない上品な味わいの脂で
舎利との乳化を楽しめます。

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▶︎ コハダ
ネタと旨味、甘味と舎利の程よい酸味が口の中で広がり合うような感覚で好みの〆加減です。

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▶︎イクラ
皮がとても柔らかく魚卵の旨味を堪能
最後に口に残る2.3粒の舎利が旨い。

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▶︎鰯
ねっとり系で
香りと脂乗りのバランスそれを受け止める舎利がネタにピタッと寄り添います。

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▶︎車海老
甘味が濃く、海老味噌の風味と旨味を堪能できます。

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▶︎雲丹 北海道浜中産
雲丹と海苔の口溶け感。甘味の余韻良し。

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▶︎穴子
ふっくら柔らかく蕩けるような食感で
穴子の旨味が滴る舎利が極旨です。

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▶︎玉子

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▶︎味噌汁

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【まとめ】
ごちそうさまでした。
前半の摘みから
この道25年のたしかな技を実感できる
特に秋刀魚と金目鯛の炙り系の
火入れ加減が絶妙で
丁寧な仕事は大将の物腰低く柔らかい人柄からも伝わってくる。

後半の握りは
ネタに最良な仕事をされ
旨味、香りを引き出し
羽釜で炊いた赤酢ブレンドの
軽やかな舎利との相性も良く
口に残った舎利が最後まで旨いと
思わせてくれる優しく繊細な
竹浪大将らしい握りでした。

材料高騰で値上げに踏み切る鮨店が多い中
麻布十番エリアでおまかせコース2万円で
満足させて頂けるお店があるもんだなと実感しました。

ありがとうございました。




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