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【小笹寿し】東京都中央区銀座  硬派で古典的な江戸前鮨を守り続ける"米酢の小笹寿し"

新橋駅より徒歩3分。
銀座八丁目にあります「小笹寿し」さんへ約5年ぶりの訪問です。


銀座8丁目の細いの路地に面して
ひっそりと営業している小笹寿しは老舗鮨店の貫禄が外観から伺えます。ホント渋いです。

昔から多くの常連様がいらっしゃり
ミシュラン掲載を断ったこともあるお店として知られています。

札幌のミシュラン一つ星鮨店「まる鮨」の二代目川崎親方は、二代目を継ぐ前にはここ小笹寿司さんで約6年修行されていており
小笹寿司"名物の穴子の雉焼き"も継承して
まる鮨さんでも提供しています。

そして小笹寿しさんは"ねじり鉢巻"をしており、まる鮨川崎親方もお店でねじり鉢巻をしている事で師匠に敬意を払っていると私は勝手に想像しております。※余談はここまで

店内はL字カウンター10席に
壁には魚のタネ札がズラリと並んでおり
好きなものをチョイスできます。

今般、おまかせコースのみが多い中
アラカルトて好きなタネを注文できるのも大変使い勝手が良いです。

今回は摘みはおまかせで、握りはお好みでいただきました。

【今回いただいたもの】
🍽️平目の昆布締め
🍽️コハダ
🍽️胡麻河豚の白子
🍽️定番の浅葱と生姜口直し
🍽️鰹と中トロの漬け
🍽️名物穴子の雉焼き
🍣鯛
🍣スミイカ
🍣鯵
🍣カワハギ
🍣春子鯛
🍣赤身
🍣大トロ蛇腹
🍽️蛤のお椀
🍣鮑
🍣赤貝
🍣青柳
🍣鯖
🍣煮イカ
🍣蛤
🍣コハダのガリ巻き「通称"肌ガリ巻き"」


摘みはシンプルながらも
しっかり魚に仕事されており、名物の穴子の雉焼きと浅葱の口直しも小笹寿しさん特有の物。

握りは、米酢の酸味を効かせて粘度もある温度は少し抑えめの舎利で解け加減とタネの調和は素晴らしいものがあります。

今流行りの舎利とは全く違う
硬派な米酢舎利は、自分の中で最高に好みです。
私の中でやはり"米酢の小笹寿司"です!!
小笹寿司さんのおかげで更に個人的な米酢ブームが再点火しそうです。

そして大トロの蛇腹には海苔巻きスタイルで
本来の手巻き鮨の原型の形で提供し、
最後の巻物はコハダのガリ巻き「通称"肌ガリ巻き"」を頂きましたが、今の寿司屋さんの巻物でコハダのガリ巻きなんてほぼ出ないと思いますし、肌ガリ巻きって何??ってなる方が多数だと思います。昔から存在する肌ガリ巻きも小笹さんでいただけたのも大変嬉しく思います。

今般のお寿司業界も多様化されていますが
小笹寿しさんには時代に流されず、是非昔ながらの硬派で古典的な江戸前鮨を守り続けて欲しい貴重なお店でもあります。

今回も大変満足致しました。
ご馳走様でした!

小笹寿し
03-3289-2227
東京都中央区銀座8-6-18 第5秀和ビル 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13000569/

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