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私たちの安心安全は誰かのおかげで保たれている 2022年1月2日21時ごろ

夕方から姪っ子の吐き気が治まらず、正月でも開いている実家近くの夜間診療所を探し車を走らせた。
初めて行く場所だったが、警備員さんが立っていてくれたおかげで迷わず車を停めることができた。受付のお姉さん達は手際よく感染対策とレセプトを済ませ診察室に案内してくれた。お医者さんの診断の結果、姪っ子は軽いアレルギー症状で大きな心配はなく、少し咳込んでいたので喉の吸引をしてもらい、水分補給をしたらすぐに元気を取り戻した。正月にお勤めいただいている皆さんのおかげで大事に至らずに済んだ。診療所を開けていてくれてありがとう。これで安心して穏やかな正月を過ごすことができます。深く感謝、感謝。

処置を受ける姪っ子を待つあいだ、待合室に50分ほどいただろうか。

幸いなことに私たち以外に急患は訪れず、受付のお姉さん達はパイプ椅子に腰掛けながら生協とコストコどちらの会員になった方がよいかや、遠方で一人暮らしをしている兄弟が入る保険の種類のことなど、とりとめのない話題を展開しながら誰もこない受付を守っていた。

防護服に身を包み、完璧な感染対策が施された、非の打ち所のない受付体制を備えながら。

この国の安心と安全の驚くべき品質の高さは、世間話をしながら当たり前のように保たれている。

私たちは診療所を後にして、少し遅くはなったが例年どおり新年のお祝いをすることができた。

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