未来の働き方

未来の働き方はどうなるのか?

毎日電車に乗って会社に行って、仕事をして、夜は会社の同僚と飲んで夜遅くに帰ってきて、風呂入って寝て、そして早朝起きて、家を出て、、というのが企業で働いている自分のこれまでの日常だった。仕事をする=会社に行くことが前提だった。

ところが、コロナが来て世界が変わった。

会社に行くことができなくなった。朝起きて、早起きできたらランニングにいって、朝飯食べて、コーヒー飲んで一息ついて、家からオンラインでつながって仕事をして、仕事が終わると、インドアバイクでトレーニングして、ときどき、子供と風呂入って、ハイボール飲みながら夕食食べて、子供と寝るという日常になった。コロナがある程度落ち着いた今も、しばらく、このままで続きそうだ。今の仕事柄、それが、出来てしまっている。もしかしたら、むしろ、オンラインでいろんな打ち合わせを掛け持ちして、余計な仕事(会社のミーティングルームの予約で苦労したりとか、資料の印刷をしたりとか)が無くなって効率化できた面もあるとおもう。もちろん、雑談ができなくなったり、相手の顔色をみて話ができない等々のデメリットもあるが、、

家族との時間も増えた。これまでは平日はほとんど子供たちと顔を合わせる機会がなかったが、平日も朝は余裕があれば、小学校に行く子供たちを途中まで見送ったり、今はまだ小学校がすぐ終わってしまうので、休憩のときに、顔を合わせたりと、これまでとは格段に接する時間が増えた。

コロナは少しずつ落ち着いていくのだろうけど、おそらく、コロナ前の世界で少しつづ進展した動きが加速して、一気にそちら側へいってしまったような気がする。

そちら側の世界の一つの側面は、仕事がプロジェクト(ある目的のために必要な人が集まり、目的達成のために活動する。目的の達成が終われば解散する。)形式に近くなったことだと思う。在宅勤務になると、あるタスクに必要な人を集めて、打ち合わせをする。目的を達成したい人は、必要な人だけを呼ぶようになる。呼ばれる人は誰かに必要とされる人だ。呼ぶ人と呼ばれる人以外は仕事がなくなってしまう。これは在宅勤務に限らずその傾向はあったかと思うが、会社にいれば、いる人に声をかけて、ということになりがちだが、オンラインであれば、そのような気遣いのようなものは希薄になる。また、遠く離れた人とも同じ目的を持っていればつながることができる。日本の会社は夜の飲み会でいろんなことが決まるというようなこともあったかと思うが、それも無くなっていく。

もう一つの側面は、多くの企業が業績的に厳しくなっているということだ。飲食、旅行、エンタメ、航空、自動車と、多くの企業が追い込まれている。追い風の業界や企業もあるとおもうが、それは一握りだ。こうなると企業はこれまで許容できた不採算事業や余剰人員を抱えきれなくなる。事業の撤退・統合・人員整理といったことがどんどん増えていくだろう。これはある意味良いことなんではないか?とも思う。日本は同じ業種の中の企業数が多すぎて、過当競争になっているため、利益幅が他国の企業に比べて低い企業が多いといわれているが、これをきっかけにどんどん統合が進み、効率化していく。一方で、自分の能力を発揮できずに腐っていた人材が新たに仕事を求めて労働市場に出ていくことになる。。当面は大変かもしれないが、意味のない仕事をしたフリを続けて人生を無駄にするのと、必要とされる仕事をするのとどちらがその人の人生にとって良いことなのだろうか?自分は1回転職を経験しているので、自分が人生を無駄にしていると感じたら、また、転職すると思う。もちろん、誰もが望むような仕事に就けるわけではないと思うので、セーフティネットのようなものは必要となる。

この二つの流れが重なり、将来は人はプロジェクトごとに仕事をするようになり、企業は、人材を囲うのではなくプロジェクト毎に雇うような流れになっていくのではないか?そうはいってもいきなりプロジェクトごとにはならないと思うので、まずは多くの会社での副業の解禁につながっていくということになるかもしれない。

個人にとっては(自分にとっても)、よほどのスキルがない限りはなかなか厳しい世界になっていくことは明白だ。これまではその企業内でのみ通用するというようなスキルもあったと思うが、これからは、それだけに頼っていては、なかなか厳しくなっていく。自分のスキル(=貢献できること)を明確にして、それを、磨いていく。スキルとスキルを掛け合わせて結果を出していくことが求められる。また、それを見える化して、外から声をかけてもらえるようにならないといけない。ただ、生存競争とは本来厳しいもので、そうあるべきだと思うし、そのほうがワクワクする人生を過ごせるのではないか?動物も野生でいるときのほうが生き生きして動物らしくいられるのと一緒だ。ただ、動物と人間が違うのは、また、やり直せるチャンスがあることだと思う。そして、勝った人や余裕のある人は、そうでない人を助ける仕組みというのも必要だ。

ここで書いて自分の中でごちゃごちゃしていたことがより明確になった。ただ、まだまだ、抽象的で、具体的なアクションに結びついてないので、もっと煮詰めて考えて、行動に移していきたい。





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