痛い思いをしないと理解できないこともある

急性の蓄膿症になりました。

年末から続いていた鼻と喉の風邪がなかなか治らず、ずっと鼻づまりが続いていて、数日前からこめかみに痛みを感じるようになったので、「もしかしてこれは風邪ではなく、鼻関係の別の病気では?」と思い、「鼻づまり・こめかみの痛み」でググったところ、「副鼻腔炎(蓄膿症)の可能性がある」と出てきたのです。

基本的には自然治癒は難しい病気で病院へ行った方がいいそうなので、昨日の朝は病院へ行ってきました。休日は耳鼻科が全然営業していないので、家のすぐ裏にある内科へ。

診断してみてもらったところ、やはり副鼻腔炎でした。5日分の抗生剤を処方してもらいました。昨日1日飲んだらこめかみの痛みはなくなり、鼻づまりも好転しました。素晴らしい。

今回副鼻腔炎になったのは、ちょっと思い当たる節があるんです。以前ネティポットというヨガの鼻うがい法をnoteで紹介したことがあるんですけど、あれをかれこれ2ヶ月ほど続けているんです。鼻の粘膜が強化されて、鼻の空気の通りもよくなるので、気に入ってたんですよね。

しかし、これを紹介した友達が中耳炎にかかり、調べてみたところ、正しいやり方で、自分の状況を確認しながらやらないと、中耳炎にかかるリスクがあるということが分かったんです。それからは慎重にやるようにしていたのですが、今回風邪をひいて治りかけになった時に落とし穴がありました。

風邪の治りかけの時って細菌の死骸と言われる黄色い鼻水が出るじゃないですか?ネティポットを使うと溜まっていたあれがドッサリ出て、ものすごい爽快なんです。でもその爽快さが落とし穴だったのです。

片側の鼻の穴にぬるま湯を流し込んで、素直に反対の鼻の穴から出てくる場合はいいんですけど、詰まっていて、水が口から出てくる時は要注意らしいんです。今回まさにそのケースだった。口から水が出てきていることに気がつきながら、それを無視してしまった。鼻づまりが爽快になくなる快感に負けてしまったのです。今まで放っておけば風邪は自然と治っていた。鼻うがいをする必然性はどこにもなかったのに...。

好事魔多し、ですね。

しかし人間は愚かなもの。痛い思いをしないと理解できないこともある。1歳の娘の歯磨きが今まさにそんな感じ。僕や奥さんは虫歯になった時の痛みも、歯医者での治療の痛みも分かっているし、入れ歯になったお年寄りの苦労も見ているから、歯磨きの大切さがわかるけど、虫歯になったことのない1歳の娘には分からない。歯磨きジェルの甘さにつられて笑顔でやってきますが、磨かれるのは嫌みたいです。

1歳だろうが、41歳だろうが、学習プロセスはあまり変わらないのかもしれません。

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