こうして僕は裸足で走り始めた
おとといは一日一食で過ごしました。
おかげで昨日の朝はかなりの空腹状態で目を覚ましました。座禅を組んだら、ゾクゾクするような快感が次々と体の中を駆け上がり、病みつきになりそうだと思いました。
しかし今朝は全くそんなことは起こらず。なぜかって?夕食しっかり食べたからです。当たり前だけど、夕食しっかり食べると朝起きた時に空腹を感じることがない。空腹を感じなければあの病みつき禅には繋がらない。座禅や瞑想は空腹時にやった方がいいかもしれませんね。
昨日はお昼ご飯を食べず、朝ごはんと夕ご飯の2食にしました。
昼下がりに小腹が空いたので、ミックスナッツを5粒ほど食べましたが、それ以外は食べてません。午後はまったく眠気を感じることなく、ひたすら作業に没頭できました。お昼ご飯を食べないと感覚的には2時間くらい時間が創出できる感じですね。その分1時間くらい前倒しで仕事を終えてもいいかなと思います。
昼ごはんを食べずに迎えた夕ご飯はやっぱりものすごく美味しかった。
ものすごく美味しいといえば、もうだいぶ前になりますけど、僕がマラソンをやりたいと初めて思った時のことを思い出しました。アプリを作り始めた頃に出会った開発者さんと話していたら、彼が先日初マラソンをしたと言うんですよ。で、実際マラソンを走ってどうだったのか聞いたら、返ってきた答えが「ご飯がものすごくうまかった!それまでの人生で最も美味かった!」だったんですね。
それで思ったんですよ。
「マラソンした後の飯のうまさを僕も経験したい!」
それからですね。僕がマラソンに興味を持ち始めたのは。
そして迎えたアプリ開発虎の穴時代。その頃に出会った仲間のうち2人が100kmマラソンの経験者で、2人ともものすごい集中力の持ち主だった。どんな仕事量が流れてきても、いざとなったら食事も睡眠も取らずにドンドン仕事をこなしてしまう。ちょっと常人の域を超えている。そんな姿を見て、ウルトラマラソンにも興味を持つようになりました。
「常人の域を超えるってどんな世界だろう?」
ずーっと興味を持ちながらもなかなか動き出さなかった僕。そんな僕に転機が訪れます。下り坂をスケボーで転んで右肩を骨折し、入院することになったのです。その時入院中に読んだのが「Born To Run」でした。裸足ランニングのバイブルです。(今はKindle Unlimitedの対象になっていて、Kindle Unlimitedに入っていれば無料で読めます)
じっとしていられないくらい面白かった。早く裸足で走ってみたい!退院後もずっとその思いを抱えていて、結局その骨折は全治5ヶ月という長いものになったのですが、走りたくても走れない期間が僕のモチベーションを上げました。骨折からの回復期間はものすごく運動しました。腹筋とスクワット。走れるようになった時に走れる体にしておこうと思ったのです。
そんな経緯を経て5ヶ月後、病院の先生に「もう走っても大丈夫」と言われました。嬉しくてたまりませんでしたね。すぐ翌日の朝から走り始めました。初めて裸足で走ったのは横浜のみなとみらいです。あそこなら路面に危ない突起物はないだろうし、路面も滑らかだと思ったのです。
家からみなとみらいまではシューズを履いて走り(約3キロ)、その後裸足になって(シューズは手に持って)3キロほど走りました。路面が滑らかなので、強い痛みを感じることなく心地よく走り終えましたが、思った以上に足の裏にはダメージがあって、しばらくは内出血で足の裏が真っ黒になりました。
裸足ランニングのメリットは
・膝や腰への負担の少ない走りが手に入ること
・長距離走っても故障しづらいこと
だと思います。
そのメリットを知ってもなかなか踏み出せないのはなぜか?
・鋭いものを踏まないか心配
・周りの目が気になる
ですよね。
僕も思っていました。ガラスを踏んだら大丈夫だろうか?裸足で走っているのを見られるの恥ずかしいなと。
でも実際走ってみると思ったより危ないものは落ちていません。ていうか全く落ちてません。ガラスや小石があって危ないかもという想像は、完全に頭の中で作り上げた妄想だったことを思い知らされます。
なので、ガラスや小石で怪我をしたことはありません。怪我をしたことが1度だけあって、その時に踏んだのは道路に帯状に並んでいる盲人用の黄色いあれです。「こんなもん踏んでも大丈夫だろう」と思って、何の配慮もせずに踏んだら激痛が走りました。あれ、案外高さがあるんですよ。多分1センチくらい。しかも足の裏の硬い部分であれを踏んでしまった。打撲でしばらく走れないほどのダメージがありました。油断が産んだ事故でした。ガラスや小石より、盲人用の黄色いあれの方が現実的な障害です。
周りの目の恥ずかしさは、早朝走ることでクリアしました。最初のうちは手にシューズを持つことで、「今だけ裸足で走ってるんですよ」アピールをするとちょっと和らぎます。ビギナーは手にシューズを持って走りましょう。
最後はくどくどと裸足ランニングについて説明してしまいましたが、実際リアルで人に話してもみんなポカーンとするだけで、前のめりになって聞いてくれる人はいないのが現実です。
多分これは僕という人間の説得力の無さにあるのでしょう。ないものはないんだ、仕方ない。
というわけで、少しでも裸足ランニングに興味が出たのなら、次のリンクの説明でも読んでみれば、今より少しやってみたくなるかもしれませんよ?
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