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【第0話】多くの日本人が知らない台湾を築いた日本人と、李登輝の偉大な功績とは?

久々の海外。6月21〜6/27までは家族と一緒に台湾へ🇹🇼 高雄から始まり、台南、台中、台北へと南から北へと向かう旅でした。
 
私たちは通常の観光も楽しみましたが、日本の歴史を台湾でたくさん学ことができました。


九份
台南の花園夜市
台中 高美湿地

多くの日本人が知らない台湾の歴史

今の多くの日本人は知らないと思いますが、台湾は第二次世界大戦の前までは日本の一部でした。

そして日本の台湾統治は独特なものでした。それは搾取ではなく、同化するという政策です。つまり、台湾を日本と同じようにみなし、ともに発展していこうとしたのです。

そこには台湾を築いた偉大な日本人がたくさんいました。
 
例えば

・不毛の大地を台湾最大の緑地に変えた八田與一
・台湾農業の父である磯永吉
・台湾の近代化に多大な貢献をした児玉源太郎と後藤新平

などです。


 
しかし残念なことに、多くの日本人は戦後のGHQに改悪された教育によってその歴史を知りません。
 
恥ずかしながら、つい最近まで私も台湾で活躍した日本人のことをあまり知りませんでした。
 
そこで、台湾に行く前には渡邊利夫著『台湾を築いた明治の日本人』を読んで予習をしておきました。

 
さあ、現地に行ってみるとどうでしょう。
 
何と台湾では、戦前に台湾を築いた偉大な日本人たちの生きた証を今でも伝えてくれているではありませんか。
 
台湾の人たちには感謝の念に堪えません。

戦後の台湾について渡邊利夫著『台湾を築いた明治の日本人』P262では

第二次世界大戦での日本敗北による「台湾放棄」にいたるまでの間に、日本が台湾に根付かせたものが日本の社会秩序と社会規範であった。台湾放棄後の後、台湾を占領した国民党の苛烈な政治、三十八年に及ぶ戒厳令下で日本時代の社会秩序と社会規範は崩れ去ったにみえた。しかし、李登輝氏による民主化の時代に入るとともにこれが鮮やかに蘇り、台湾のアイデンティティの淵源となった。

渡邊利夫著『台湾を築いた明治の日本人』P262

と書いてあり、秀逸な要約。

有名な二・二八事件のように戦後の台湾は混乱があったにも関わらず、現在は社会秩序が保たれているのは台湾民主化の父として知られている第4代総統・李登輝氏の偉大な功績が多大に影響しています。


ちなみに李登輝氏は「22歳までは日本人だった」と語っており、京大の農学部に進学していました。

また、今の台湾総統・蔡英文(さいえいぶん)氏は2020年に英BBCのインタビューで

「われわれは自分たちが独立国家だと宣言する必要はない。われわれはすでに独立国家であり、われわれはみずからを中華民国台湾と呼んでいる」

と毅然とした態度で述べていました。

 
現在、台湾のGDPは日本を抜き、台湾はとても勢いのある国です。
 
私は台湾で日本の歴史をたくさん学び、日本の未来に繋げていくエネルギーをたくさん与えてもらいました。

今後、台湾についての記事を書いたり動画コンテンツを制作しようと思っていますので、よかったらご覧くださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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