バンビシャス奈良 ホーム最終戦 横江選手 インタビュー


ホーム最終戦の後、
司令等 横江選手にお話伺いました。
以下

ーーーお疲れ様でした。ホーム最終戦を終えて、
引退する種市選手への想いを聞かせていただけますか?



横江選手
種市選手は3シーズン一緒にプレーさせてもらって
本当にケガに悩まされていた3シーズンでした。
ずっと隣にいて、オフの日も家族ぐるみであったり
プライベートでもいろいろ過ごしていて
3年間で1番一緒に時間を過ごしました。

脚が痛いとか引退するわ〜という言葉は何度か聞いていました。
その引退のタイミングが今回だったのかなと思います。
今シーズン始まる前にも
引退するからという話は聞いていて、
「じゃあ一緒にプレーしよう、奈良に戻ってこよう」
という、ひとつのキッカケにもなり、
最後まで一緒にやりたい気持ちがありました。
なかなか一緒に出場する機会は少なかったんですけど
プライベートも一緒に過ごすことができました。
3年間同じチームでプレーすることができて
本当によかったなと思います。

いろんなことをチームメイトに教えてくれたり
励ましていたり、気を遣ってくれて、
プレー以外のところでも貢献してくれました。
それにみんながしっかりこたえていました。
なくてはならない存在だったかなと思います。
本当に3年間一緒にできてよかったです。




ーーーこの関係はずっと続きそうですね。



横江選手
そうですね!
今後どんなキャリアを築いていくかは分からないんですが、人生の中でも濃い付き合いの人間ですし、
これからもこのままの関係で仲良くさせてもらえるんじゃないかなって思ってます。




ーーー大人になってからの友達は貴重ですよね



そうですね!
ここまで仲良くなれるのはなかなかいないですし
奈良1年目のシーズンの小松さん、前村さんとかとも
出会うことができて、
あのシーズンはすごく楽しかったです。
あそこからスタートして今があると思いますし・・・
楽しかったですね。




ーーー種市選手は引退して新しいスタートをきりますが、
横江選手はまだまだこの先もプロ生活が続くと思います。
今シーズンあと2試合ありますが、外的要因も大きく序盤から厳しいシーズンになってしまったように感じます。
今シーズンはどんなシーズンでしたか?
そして、厳しい中で得たものはありますか?




横江選手
外国籍選手が5人。
ジョンソン選手が最初にいて、ドブラス選手がいました。
カルロHCがいて、
前半はドブラス選手とHCがうまく回している中、
ジョンソンが来てから
プレシーズンでケガをしてしまって1人いない状況。
オトゥーレ選手も合流が遅れてしまい、
チーム作りがうまくいかなくなったところで、
そんな簡単にチームが作れるものではないなと
すごく感じていました。
何回か今まで経験していますが、
外国籍選手が遅れて合流してくると、
どうしても1.2シーズン同じチームでやっている選手、
上位のチームはほぼ同じメンバーでやっていると思いますが、そこに追いつけないというところが出てきます。
HCも変わって、選手も変わって、
その中でケガ人や合流が遅れたこともあり、
万全の状態でできたのは何試合なんだろう?って
思うくらい、しんどいシーズンでしたし、
チーム作りはそんなに甘くないんだなと
改めて感じました。

そこで得たモノ・・・
今いる現状のメンバーの中で、今もそうですが
本来自分のポジションではないところをやったりしています。
そういうところもプレーヤーは
プレーに100%集中できているわけでもなく、
ストレスを抱えてプレーしている選手も多くいます。
そんな中で、勝たないと結果を出さないといけない。
スポンサーさんブースターさんの前でプレーしている
僕らは結果しか求められていないので
そこを考えると、どうしても感情的になったりとか
フラストレーションがたまったり
チーム内で不満が出てきます。
そこで人間性が見えてくるというか・・・
選手それぞれの考え方が見えてきます。
チームが困っている大変な時に、
人の本質が出るのかなぁと思いました。
いつも前向きに声かけてくれる選手や
いろんな選手がいる中で
ひとつにまとめるのは難しいなというのもありました。


若手選手も出場チャンスが今シーズン多くあった中で
ステップアップしてくれている選手もいます。
そこはチームとしては収穫かなと思います。
もっとアグレッシブにプレーしてもらって
ベテランも多いので、ベテランが支えたりとか
頼るところは頼ったりしてチーム一丸になっていければ
良かったかなと思います。


得たモノが何と言われると分かりませんが、
まぁ、

苦しい時に人間の本性がでるんだなというのを
勉強させてもらったというか、
その部分を個人としては「得た」かなと思います。



ーーー非常に気になりますが深くは聞かないでおきます。



横江選手  ハハハ!笑 ハイ。笑



ーーーバスケットマンとしてだけでなく、今後の人生にも生きてきそうですね。ありがとうございます!



横江選手  ありがとうございました。





ーーー先日誕生日を迎えて33歳。今やベテランの域ですが若手選手に対して、こうことをした方がいいとかこういう気持ちを持った方がいいとか、感じるところはありますか?



横江選手
最近の自分より下の若く入ってきている
三森やしんぺい(板橋)であったり中澤であったり
若手や特指2人以外でも、
Bリーグ全体のその年代の選手達は
考えてプレーするというより
流れのままプレーしてしまう傾向が多いかなという印象です。特にB2にいる選手達。


B1にいる選手達はやっぱり頭を使って
チームでプレーができている印象。
失敗してできてくることも多いですが
もう少し考えながら、
チームとしてやろうとしてること
必要なことを冷静に判断していけば
もう少し余裕がでてくるかなと思います。
流れのまま全部プレーすると
行き当たりばったりになってしまい
結果的にうまくいかない時間帯が多くなってしまいます。
頭を使ってプレーできればもう少し簡単にできるかな。
あと焦らずに。
アグレッシブなところはあるので
しんぺいは3Pを積極的に狙っているし
三森も体をはってくれています。
中澤に関してもアタック、ディフェンス、ハードにプレーしているのでそこは続けてもらって
その中で、「状況判断」をしっかり。
試合に出る時間帯もあり経験させてもらってる以上
もう少し学ぶスピードをあげれば
これからうまくなっていくかなと思います。

先輩からアドバイスするのもいいんですが
聞いてもらえると答えやすいかな。
ベテラン選手も多いので
そのあたりも積極的にきいてくれたらと思います。
こっちからなにか言うのも難しい時もありますしね。


ーーーありがとうございました!


以上です。

横江選手の種市選手への想いや
チームへの想いが伝わってきました。
特に種市選手に対しては「想い」というより「愛」ですね。
今後もいい関係でいてもらいたいと思います☺️
あと、私も30代ですが仕事は違っても同じなんだなと思いました。若手への発言や指導は難しいですよね笑
あと2試合、横江選手、チームへの応援
引き続きよろしくお願いします!

引退セレモニーの一幕

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