【考察】なぜいま三神がバズっているのか？

皆さんどうもこんにちは！
「第2回 ポケモン企業対抗戦」において、カードゲーム部門の優勝チームリーダーを勤めましたひろあきです！

- 雑談 - 

僕は普段どんなカードゲームでも一番流行ってるデッキは使いません。

理由は流行のデッキはメタの対象になりやすく、また対戦相手としてミラー戦を想定しなければならないからです。
要は、頭使う量がどのデッキよりも多いんですよね。

もちろんカジュアルにやる分には強い環境デッキを握るのはアリだと思うんですが、大会で優勝を狙おうと思ったら、だた強いデッキ握るだけではだめだなーと、そんな事を考えてます。

ここから今日のテーマ

- 三神がバスってるらしい -

●三神とは？
「アルセウス&ディアルガ&パルキアGX」の略称
（3匹とも神様ポジだから三神）

初めてこのカードの情報が出た時、ポケカプレイヤー全体の評価はあまり高いものでは無かったと記憶しています。

GXワザは珍しいゲーム終了時まで効果が続くタイプのワザで、ダメージ＋30と、サイドをとれる枚数が＋１になります。

このGXワザを使うのに、鋼と水エネルギーが必要なのですが、後攻１ターン目に使うにはエネルギーを加速させるギミックとして「アクアパッチ」と「エネルギーつかけえ」を揃って使うなど、複数枚のカードを組み合わせる必要があります。

そんな三神がなぜ今バズったのか？

- ポイントはサイドレース - 

例えば、ゾロアークGXが対戦相手として考えた場合
まず先攻２ターン目にGXワザを使います。

返しのターンでゾロアがゾロアークGXに進化し、ダメージを与えます。
ここまではよくある流れ。

注目は先攻３ターン目
こだわりハチマキをつける事で、ゾロアークGXをワンパンできぜつさせることができます。
この時、GXワザの効果でサイドを３枚とることができます。
また、三神のワザはベンチにデッキからエネルギーをつけられるため、後続を用意することができます。

返しのターンでゾロアーク側もハチマキをつけ、三神をきぜつさせることができますが、先行４ターン目には２体目のゾロアークGXがきぜつし、三神側が勝利することになります。

非GXが相手であった場合も似たような流れでゲームが進み、最終的にサイド差がひっくり返ります。

また、最近はデッキのエンジンとして「カプ・テテフGX」や「デデンネGX」を採用したデッキが多いため、そこをグズマなどで狙ってサイドを詰めることもできます。

以上から、このカードが非常に強力なカードであることは明確かと思われます。

- どんなカードにもメタは存在する - 

ポケモンカードには弱点というシステムがあるため、どんなカードにも明確な弱点は存在します。

三神はドラゴンタイプなので、その弱点はフェアリータイプ！

弱点はダメージが２倍になるため、140ダメージ以上の火力が出るフェアリータイプのポケモンさえいれば、三神も怖くありません！（多分）

- フェアリータイプおすすめポケモン -

●「ニンフィア」

「オルタージェネシス」で収録された新しいニンフィア！
ワザ「しんあいのはどう」はTAG TEAMのサポートを使っていれば160の大ダメージを与えることができます。

●「グランブル」

ワザ「スッカラカン」は手札が０枚であれば160ダメージになるワザです。
もちろんを手札を０枚にするのは簡単な事ではないので専用の構築にはなりますが、妖エネルギー１つでここまでの高ダメージを出せるのは強力であると言えます。

●サーナイトGX

特性により妖エネルギー１枚と「ダブル無色エネルギー」をつける事で、おそらく三神にはエネルギーが２つ付いていると思われるので、その場合は150ダメージ（の倍の300ダメージ）を与えることができます。

- なぜいま三神がバズっているのか？ - 

これはあくまで個人的な考えですが、まず単純に新弾発売後で新しいカードを使いたいプレイヤーが多いから。というのが要因の１つ。

次に現状の環境でフェアリータイプを採用したデッキは数が少なく、大会出場者にそれを握っているプレイヤーが少ないため、弱点を突かれる可能性が低い。というのが要因の２つめ。

最後に、非GXを主体としたデッキに対してかなり有利に戦えるため、スペネクやドリュウズ、ほっぺすりすりなどのデッキタイプが軒並み食われている。というのが要因の３つめ。

以上を踏まえた上で、使用者が増え、結果が残り、使われた側は「強い！」というイメージがダイレクトに刷り込まれるのではないかと思います。

もちろん本当に強いデッキなので間違ってないのですが「なぜ流行りだしたのか？」という観点で考えるならば、自分はこのパターンだと推測します。

- 最後に - 

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