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ABADÁ CAPOEIRAの祭典2023/ブラジル旅行記

ブラジルについてはや、2週間。

リオデジャネイロについてからたくさんあり過ぎて、あれよあれよという間にこんなに過ぎてしまった。 

参加したかったカポエイラの祭典後、完全に風邪を引いてしまい気づくと8月も終わりの日。そろそろ忘れる前に記しておこう。

初めての本場のカポエイラに触れ、世界中から集まったカポエリスタの個々人や全体のど迫力に終始鳥肌ものだった。

3年前にエクササイズ目的でたまたま始めたカポエイラだけど、ここまでの迫力や本気の人たちの熱に触れたからには、なにか責任的なものを感じざるを得ない。

まさに百聞は一見にしかず。本物に触れるのは大切だ。

筋骨隆々の身体能力お化けたちのジョゴ
ベレンの歌の名手、PUPUNHAさんとぼく

個の力と輪の力

今回、正にバケモノのような体をしている上に信じられないくらいしなやかな動きで魅了している人たちを沢山見た。 
ジョゴ(ゲーム)の隙間を埋めるように宙返りしたり、素早く華やかな動きはやっぱり見ていてカッコいいし楽しいし盛り上がる。

でも見ているうちにどのジョゴも変態的なので同じように見えてきた。 
(当然僕は何もできないけど) 

それ以上に思ったのは周りの力がすごいこと。
ジョゴは輪をみんなで作り様々な楽器が演奏されながらほとんどが歌や手拍子などと共に行われる。
土着感バリバリの歌い手の歌に対しコーロと呼ばれる歌の返しをその場にいる人皆で歌い場を作っていく。

その会場が揺れんばかりなコーロのど迫力と熱さに体が痺れるような感覚を感じた。 
ホーダを作る人たちの熱の集合体はとんでもない迫力で終わった後も胸に感動が残った。

突然終了後の深夜に始まった謎の爆音舞踏会


巻き込まれよう

ずっと人生でそうだったように、やっぱりカポエイラも全力で巻き込まれるのは楽しい。
技も歌も楽器も歴史も。 
疲れたら輪の中から一歩外に出て離れるとそれもそれで俯瞰して見れて面白いし、また輪の中にその後戻るとまた楽しい。

思うのだけど何事も「自分は違うからいいや」とか「これは正しいとは思わないから」と一方的にシャットアウトするのでなく、カポエイラのように大きな輪で巻き込み、巻き込まれながら人や世の中と関わると、もっと柔らかいコミュニケーションになるのになぁ。
(と私生活の自分にも高いところからもっとキツく言ってあげたい笑)

今回は旅もカポエイラもとにかくいい意味で巻き込まれる時間にしよーう。

言葉が一言も通じなかったけどなんか楽しかった名前も知らないおじさんと


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