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サンパウロ、リベルダーデの起源を知る/ブラジル旅行記

サンパウロにやって来た。

途中Barra Mansaでカポエイラの大会に寄り、バスで6時間。肘掛けからこちらに肘を突き出す癖のある巨大なにいちゃんと肘掛けを巡る攻防を繰り返しながらサンパウロにあっという間に到着した。

ブラジルの地方大会だけど、当然本場は世界トップ選手がゴロゴロおるので、見ていて楽しい。 
興味のある方はぜひ下のリンクへ。


サンパウロといえば世界最大の日本人街リベルダーデ。街中に沢山の日本語の看板や日本料理店などが並ぶ。
最近のは中国、韓国などに侵食されつつあるらしいがここまで色濃く日本街があるところは初めて。

たこ焼き屋さんもある。
味は、、、🤔
ウォールアートも日本
日系人、日本のお店たくさん
「貸す」と表記する意味は、、、

日本人は諸外国でも多いように、いまだにブラジルでも信用度が高い。
過酷な思いをしながら荒地を開拓し、想像を絶する苦労をしながら、今の信用を勝ち取って来た先人の方々のお陰で本当に感謝しかない。
日系移民についてはまた別途書きたい。

今日学んだのはリベルダーデのそもそもの話。
リベルダーデ(Liberdade)とは「自由」の意味。
今日まで「何かの自由の石碑みたいなものあるのかなぁ」くらいにしか思っていなかった。

日系人がここに住む以前、リベルダーデ駅の前の広場は絞首処刑場だったそうだ。
リベルダーデの語源は諸説あるとの事だが、その一つとして処刑された中では逃亡した奴隷たちも含まれており、死して自由を手に入れたからという悲しい説も有力だと説明してもらった。

広場の前には名前の通り「首吊り教会」があり、沢山の御霊の鎮魂のため、沢山の人たちが供養に訪れていた。

最近作られた記念碑
リベルダーデ広場
首吊り教会
供養の火

旅に疲れた胃を日本食で休めることのできるリベルダーデ。
その背景にあるものについて、少し知ってみると更に興味を持てるかも。

午後からはサンパウロ郊外で日本に12年住みカポエイラを教えていた日系人のJapaoのレッスンに参加させてもらった。
Japaoはカポエイラネーム。先生が名付けてくれる。
日系人だからJapao(日本)とかあまりにもそのまま。
このようの適当なカポエイラネームは実は多い。
最近面白かったのは、ブラジルレイロ(ブラジル人)という名前をつけられているブラジル人がいて結構笑った。

Japaoのクラス

色々な場所でカポエイラを通じて繋がりができてやっぱり面白い。

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