チケット料金の決め方について①

プロデュースをする際、チケット代金を決める時に
「この小屋だからこれぐらいの料金じゃない?」
って考えてる人が結構いる。
 
これ超勘違いでみんな目を覚まして欲しいんだけど、小屋の規模だけで料金を決める事ってものすごい変な話なんです。

この立地でやってるレストランの価格帯は客単価3000円だから高級フランス店なんかやるなよ、って事と同じなんです。

素材の原価はいくらで、スタッフの人件費も中身によって変わる。

それなのによくわからない周りの相場に合わせる事で首を締めてるんですよね。

色んな物のコストが上がっているにも関わらず、周りに合わせてどうやっても赤字でしか運営できない状態でプロデュースをやる。

観客は安くて助かるかもしれないけど、作り手が疲弊しちゃう。

つまりPが業界を疲れさせる大元になっちゃてる可能性が高いなぁと思うんです。

こんなことを書きながら、ブーメランすぎて猛反省しているんだけど、みんなに払いたい額に合わせてチケット代は決める方がいい。

それじゃあ、チケット代が高くなって見合わなくなるって想う人もいるかもだけど、見合うよう頑張るしかないのだ。

というか、小劇場の方がチケットが安いとは何故なんだ!
この距離でこの瞬間に立ち会える人の数は圧倒的に少ないんですよ。

例えるなら、帝劇のS席3列目までしか販売してないようなもんで
役者との距離も半端なく近いし、臨場感も希少価値も高い。

むしろ小劇場お得じゃない??

ハリコンの様にスターと写真を撮るだけで3万とかするけど、みんな喜んで来る。

つまり価値があれば、小屋は関係なくお金を払ってきてくれる。

ノルマを無くそうとか、安くして来やすくしようとかして首を締めるんじゃなく、価値の作り方をみんなで学ぼう。

ISLAND SONGは、この至近距離でこのメンバーが見られることは正直ほぼないし、周りから高いとか言われたけど、中身はすでに絶対お得だと思っているし、これからも価値が高くなる様に色々やっていく。

つまり観に来ておくれよ!って事なんです。
とはいえ、安くはないからそこは心苦しいんだけどその苦しさに僕が負けたら、ちっさい団体の希望がなくなっちゃうから歯を食いしばるしかないwww

という事で、お金の面から見た小劇場のお得さについてでした。

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