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困った時こそ「面白がる」
「おもしろい」
漢字で書くと「面白い」。
唐突ですが、皆さん、この面白いの語源って知っていますか。
「面が白い」となぜおもしろいのか。
諸説が色々あるようですが、
その中で一番有力で、私も一番納得したのが、
古事記で出てくる話の一節です。
古事記の中に「岩戸開き」という話があるのですが、
天照大神(あまてらすおおみかみ)という太陽の神様がいて、
その弟の神、素戔嗚の尊(すさのうのみこと)がいるのですが、
その弟神が問題児で再三にわたる悪業を行います。
それに怒った天照大神は、天の岩戸という岩の中に門を閉め隠れてしまいました。太陽の神である天照大神が隠れた事によって、
国中が真っ暗になり昼夜の境目もなくなり、世が乱れてしまいました。
残された八百万(やおよろず)の神さまたちは困ってしまいます。
試案した結果、
岩戸の前に神殿を組み宴をして、
その騒ぎが気になって覗き見た天照大神の手を掴んで
引っ張り出すという謀を授けた。
そして実際に、
岩戸の前で神楽や舞いをおこなっていると、
彼らのあまりにも楽しそうな歌や踊りを見た天照大神は、
扉を開けて岩戸の外に出てきた為、世界は再び明るさを取り戻したのです。
このお話と「面白い」にどういう由来があるのかというと、
岩戸が開いて太陽の神である天照大神(あまてらすおおみかみ)が出てきたことで、
世界に光が戻り、その光で
宴をしていた神々の顔(面)が白く照らされました。
その面が白く照らされ、喜びに輝いた様子が見てとれたことから、
「顔が白い」→「面が白い」→「面白い」(おもしろい)
となったと言われています。
ちなみに、「たのしい」の由来も、この岩度開きが語源になったとも
言われています。
「たのし」とは、手を伸ばし舞い踊って喜ぶ様子を意味していて、
この時の宴の様子が、
「手を伸ばし踊る」→「手伸し(てのばし)」→「たのしい」
となったという説があります。
この話から、何が学びになったかと思うに、
困った時こそ「面白がる」
ということです。
「人生は楽しんだもの勝ち」
困った時こそ、どうやってその状況を脱却しようか、
どうここから上手く上昇していこうか、
をあれこそ試行錯誤することを面白がる。
その思考が大事なのではないかと思います。
「人生がうまくいかないことばかり。
だから面白い」
最後まで、ご愛読いただき
ありがとうございました。
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