鎖骨骨折

2022年7月17日(日)、左の鎖骨を骨折。これまでの経過状況など記述しておきたいと思います。

骨折当日

肩から転んで、肩に激痛。少し時間が経っても痛みがひきそうにはなかったので、家族のものに休日でも診察してくれている整形外科を探してもらい、車で連れて行ってもらいました。

レントゲンを撮った結果、左の鎖骨を骨折しているということで、骨折箇所のズレを整復いただき、鎖骨バンドという器具を装着しました。
(「整復」の時、かなりの激痛でした。)
ここから数日は寝ている間も激痛が走るからということで痛み止めの薬を処方してもらいました。しばらくは通院を続ける必要があるから、家の近くの整形外科で診てもらえるように、レントゲン写真と紹介状をいただいて帰宅。

数日の間、気を付けるべきこと

  • 免疫力が低下して風邪などひきやすいので要注意。

  • 寝返りしたりするのはマズイので座った姿勢のままで眠るとよい。

  • 痛みで起きることなどないように、寝る前に痛み止めの薬を飲んでおくとよい。

  • 手にしびれなどの症状があれば、周りの神経を傷つけている可能性が高いので、救急車をよんですぐに病院で診てもらうこと。

  • 鎖骨バンドの周りが擦れたり、汗疹ができてしまうと、バンドの装着が難しくなってしまうので、こまめに汗を拭いたり、エアコンで快適な部屋で過ごすなど考えること。

近くの整形外科で診察、通院

日曜日に骨折、翌日の月曜日は祝日、ということで火曜日にようやく近くの整形外科で診てもらうことに。
骨折当日に撮ったレントゲン写真のデータを渡し、この日もレントゲンを撮り、診察へ。

2022/07/19のレントゲン写真

骨折した箇所は肩に近い位置(鎖骨遠位端骨折)ということで、手術することも提案されましたが、保存療法で様子を見ることを選択させていただきました。

骨折箇所を赤枠で囲ってみました

病院がお休みの日以外は毎日超音波治療を20分間受け、週に一度はレントゲンを撮って診察を受けることにしました。
8月中旬の1週間は病院がお盆休みだったので、超音波治療も診察もない期間がありましたが、それ以外は超音波治療と診察を受けました。
骨折当日から約一か月ほどの間で大変だったのは、

  • 寝るときはソファに座り、両脇にクッションなどで横になったりしないような姿勢で寝ていたので、なかなか深い眠りにつけなかったこと。

  • 一人で風呂にはいって体を洗ったりすることは難しかったので、家族のものに体を拭いてもらったり、ドライシャンプーという水のいらないシャンプーで髪の毛を洗ったりしていたこと。(2, 3週たった頃から、片手だけで髪の毛をシャンプーしたり、下半身だけシャワーを浴びたりはできるようになりました。)

  • 鎖骨バンドで脇の近くが蒸れるので、こまめに拭いてもらったり、ボディシートをはさんでみたり、鎖骨バンドを緩めてもらったりしたこと。

5週間経過

骨折した箇所のズレもなく、骨が形成されはじめた様子(折れた部分にうっすらとした白い影)が確認できたので、リハビリをはじめることになりました。
お医者さんによれば、骨の修復は年齢的に考えて早いほうだと褒めていただきました。
リハビリは1週間に1度。
風呂にはいるときや寝るときは鎖骨バンドを外してよい、布団に横になって寝て構わない、ということになり、ようやく深く眠ることができるように。
また、ここからは2週間に一度の診察間隔ということに。
リハビリでは、まず肩や腕の可動域の確認。いろいろな方向に手や腕を動かしてみましたが、幸いなことに痛みを感じるような動きは一つもなく、動かしていなかったことで筋肉が硬くなっていたり、筋力が落ちているための回復動作を教えていただき、自宅で無理のないように回復動作の訓練をスタート。
翌週には、ゴムバンドを伸ばしたり元に戻したり、500gの重りを持って腕を動かりしてみたり、といった少し負荷をかけた運動。

7週間経過

鎖骨バンドを外してよいという許可をいただき、自宅に帰ってさっそくバンドを外しました。

9週間経過

レントゲンを撮った結果、順調に治っていることが確認できました。すでに予約していた翌週のリハビリを最後にして、リハビリは終了することに。

2022/09/20のレントゲン写真

あと少し骨が形成されていない箇所があるので、来月下旬にもう一度レントゲンを撮って、おそらくそれで診察は終了して良いでしょうという説明をいただきました。

骨が形成されていない箇所を黄色で囲ってみました

10週間経過

最後のリハビリ。
相変わらず左肩に違和感はあり、左の肩甲骨と背骨の間あたりに筋肉痛のような怠さはありました。
また、左肩を軸として左腕をグルグルとまわしてみると、首の左側から左肩付近でゴリゴリと音が鳴るような感じがあり、リハビリの先生にも認識してもらいました。
こうした感覚は、一か月近くバンドで固定していたことによる筋肉のコリや衰え、骨が形成されたとはいえ、元の骨の形そのままではなく、少し歪な形で再生されていること、などによるもので、こうした症状、ケースはよく聞くことだそうです。
リハビリは終了しても、今後も意識して少しずつ運動するなどして慣らしていくようにしなければいけないということでした。

14週間経過

診察終了。

2022/10/25のレントゲン写真

現在の生活状況を聞かれましたが、これといった問題はなく、レントゲン写真をみても問題なし。先生の前で手のひらをグー、パーしたり、腕をあげてみたり、といった動作をしても問題なく、肩周辺を触診しても問題なし。

もちろん、骨折前とまったく同じ状態に戻ったわけではないと感じています。動かす方向によってはツッパリ感があったり、腕をグルグル動かすと左肩周辺でゴリゴリと音が鳴るような感じは今でもあります。何もしていなくても違和感を感じています。
折れた部分は骨折前よりも太くなっており、その周りにある筋肉などがその違和感というものを感じさせているのだと思います。

骨折してから約三か月経ち、これで診察終了となりました。

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