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ふれあい通り作品展

昨年の春くらいから、コ●ナ禍で何かできないかと、上志津原の方々と話を進めていましたが、計画は事あるごとに頓挫・中止の連続でした。しかし今春に入って僕が提案した「分散しながら人々が軽く集い・地域の帰属意識を再確認できる」フィールド・ミュージアムをやろうよ、という提案が採用されました。

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原町の方々は優秀でそれ以降僕は何の口出しもせず、全てのコンテンツは彼らが設計し、彼らが実施しました。

残念なことに9月の「ふれあい通り作品展」の前の8月の原町の夏休みに企画されていた親子キャンプはコ●ナ禍にて中止❗️老朽化した鯉のぼりを町の子どもたちの手形のウロコで自作しようというアイデアも、タコ作りも、恒例の椅子作りも全て中止になってしまいました。

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しかし、今回の野外展示会は曇り空でありながらも決行されようやく日の目を見たのです。定例の祭、運動会など子ども達が楽しみにしていたはずのお祭りがことごとく中止になる一方で、この町の高齢者達も未来の子ども達のためにリスクを犯さないカタチなら、という思いがあったのかもしれません。

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早朝の散歩、自転車で千葉市に行く際たびたび通過する「ふれあい通り」に僕はいつとはなしに興味をもちはじめました。


L字型の遊歩道が「なぜこんなに丁寧に整備されていて、しかも日々刻々と季節に応じて変化していくのだろう?」

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ふれあい通りには四季折々の花が綺麗に咲きます。桜。彼岸花。銀杏並木のライトアップ。花壇もいまだに増え続けています。オリンピックの時には五輪の花壇が現れました。訪れた人を楽しませようという心意気が半端じゃないのです。

原トピアという公民館の横にレトロな公衆トイレがあるのですが、いつもピカピカ。

原町は開拓者が築いた町。養豚から始まり、時流の変化から養豚で使うスノコのシェア国内ナンバーワンの企業を生み出した町。その結束力は私たち日本人がいつしか失ってしまった地域の繋がり、暖かい人の絆です。

当日でさえ、「このペットボトルのシャンデリア、ライト着いたら素敵だね」って何げなく呟いたら、あれよあれよやという間に誰かが仕事で暗所での作業に使うライトを持ってきて実現してしまいました。

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みんな元気。笑顔。素敵な町。

後片付けを手伝いました。

テント一つ一つ買い足していったようで、全部で14基ほど。全部構造とバラし方が違うのです。ある意味歴史感じて感動しました。重い鉄パイプ構造。4基くらいは最新型でフレームも軽く2人で畳めるタイプ。捨てるに捨てられないのは、運動会などではこれでも足りず近所の小学校に借りにいくからだそうです。近隣の腕っ節のいい若い職人達やお年寄りまで、皆気持ちよくきびきび動いて、徒歩・自転車・リアカー・軽トラがスムーズに連動しておおよそ一時間程度で撤収完了。

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後片付けしてる最中に、参加者やスタッフ側からも何人も

「楽しかった」「またやろうね」

って声が聞けてとても嬉しかった。思い描いたことが素晴らしい人たちとの出会いでリアルに実現したことに感謝。この土地に根ざしたお祭りになる事を切に願い、また上志津原一ファンとしてこれからも応援していく気持ちです。

元々この場所は散歩道で、早朝すれ違う人が「おはようございます」ってみんな笑顔で挨拶してくれるんですよね。僕も嬉しくなって、早起きした時に出かけては写真を撮ったり、ゴミや吸い殻を拾ったりしていました。最近はあまり行けてないかも。

ある日ふと、「ここでフィールドミュージアムやったら楽しいだろうな」って思いついて色々調べてみたら...この土地の...いやこの土地の人たちのポテンシャルにとても惹かれたのです。

しかしコロ助の意地悪で初回がまるまる一年かかってしまいました。でも諦めずに打診し続けたこと、最初に口を聞いてくれた佐倉市の職員の方、僕と街を繋いで下さった町会長、実働部隊の指揮官ハギー夫妻、牽引役の若きインテリ風リーダー、美しい銀杏並木のライトアップなど民家から電気引いちゃう電気屋さん、その夜の美しさを絶妙なセンスで写真に残した若きパパ、ペットボトルの底で作ったシャンデリアにライトをすぐさま入れた水道屋さん、足が痛くても写真を撮り続けるSNSなどない時代から原町の記録をWEBサイトにアーカイブしてきた方、例え隣町であろうと草ぼうぼうで通れない歩道が有れば一丸となって草刈りする人たち(なんとこのイベントの当日早朝です!)などなど個性的な面々が結局は全部自律的に行ったんです☺️

大好きな散歩道!

これからも皆さんと良き隣人として長くお付き合いできたらいいな☺️。




記録写真集↓

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