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先の見えない世の中を生き抜くための「直感」と「論理」|世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? ー経営における「アート」と「サイエンス」ー 備忘録

需要予測、KPI、Logical Thinking… 現代の社会の中で生きる私たちは、ビジネス上、様々な場面で論理的な説明や判断を求められる。論理的である、つまり物事の筋が通っていることは一連の説明が緻密な整合性を伴い、一切の曖昧さが排除されているべきであると思うが、では実際の現場において全ての判断が論理的であろうか。

始めこそ、「直感に訴えかけるはずのアートと、一方で説明可能な論理でのみ成立するサイエンスとが、いかに互いに影響し交わるのか」といった興味であったが、読み進めてみるとビジネスにおいて「一切の論理を排した判断だってあったはず」「さらにはどうすれば直感的でありつつも成功する判断を下せるのか」そのヒントになるかもしれない書籍であった。

面白かったのはロジカルシンキングには限界があるという論。

  • 論理的整合性を誤らなければ、同じ課題は同じ解決策を導き出す

  • つまり同じ課題に対して、正しく論理的に導き出すと行き着く答えは同じとなるはず

そこで、競合他社を出し抜くために、あえてロジカルシンキングのような課題解決思考ではなく、デザインシンキングのような解法先行型の考え方を持ち出したのは面白かった。



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