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歌を分析してみる🔍(香水/瑛人 Cover)

本日はこちらの動画の1番を分析してみようと思います。
歌い手はNimaさんという方でYouTubeでたまたま目にした方で瑛人さんの香水という曲をギター弾き語りでカバーされています。

Profile
【オリジナル曲】
https://youtu.be/hBHCJT8JpE4
【Twitter】
http://twitter.com/acat_nima_
【Instagram】
http://Instagram.com/acat_nima_


出だしのところから少し息混じりの声が心地よいですね。

0:02-0:04「夜中に↑〜↓」
「に」に対してしゃくりながら入って、そこから伸ばす部分でフォールしてるのですが、音を下げすぎずにしゃくる前と同じところまで戻ってとどめてるのがポイント。

0:06-0:10「いつあいてるのってライン」
低い音をだすときにしっかり出そうと思ってしまいがちなところをリラックスしながら出る分だけだせているのがいいですね。

0:10-0:14「君とはもう三年くらい」
「らい」の言い方!ローマ字で書くと [lai] として発音してますが、ここの"L"の音を強調しています。ミスチルの桜井さんがよくやってますね。

0:24-0:26「なんでもできる気がしてた」
「気」と「が」の間で息を吸っているところがポイント。
息を吸わなくてもそのまま歌い継げるはずですが、ここであえて息を吸うことで「気がしてた」というフレーズを際立たせています。

0:39-0:41「クズになった僕を」
「な↑った↓」ここのしゃくりとフォールを組み合わせた動きもなめらかで聞いていて気持ちよいですね。

0:42-0:45「人を傷つけてまた泣かせても」
「泣かせても」も「か」の言い方が特徴的で、シンプルに[ka]と発音せずに[kəa]としています。

発音記号
/ ǝ /:口を脱力して、弱く短く「ア」と言う

0:49「何も感じ取れなくてさ」
「さ」の音を伸ばすか、伸ばさないかのどちらも選択できるところで伸ばさない方を選択しています。それによりギターで弾いているリズムの最小単位と音が揃うことになりリズムが際立ちました。
また、次の場面へ展開するという意味でも少し緊張感が加わっていますね。

0:49-0:54「別にきみをもとめてないけど」
「べ」の入りで少し息を多めにいれることで"b"の子音が柔らかくなっています。
また、「ど」のところも同じく息を多めにいれて音程がわからないような歌いまわしにしているところがポイント。

0:54-0:57「横にいられるとおもいだす」
横にいられるとの「い」で、エッジボイスを使ってますね。

エッジボイス
平井堅さんがよく使うジリジリっとした音を声の出始めに混ぜるテクニックのこと

0:59-1:02「君のドルチェ&ガッバーナの」
ドルチェの「ド」ですね。1番を通してあまり使われていなかったビブラートをこの「ド」にさりげなく用いたことでフレーズがぐっと引き立っておりそこから「ガッバーナ」の最高点に向かっていく良い形になっています。

おわりに

いかがでしたか?
細かく分析してみるといろいろな発見や学びがあってますます歌がたのしくなりますよね😊

歌を分析してみたい、客観的な意見が聞いてみたいという方は歌の診断をやってますのでぜひこちらのnoteをご覧ください!😊


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