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35mmフルサイズ換算早見表作成しました。
カメラの話でよく出てくる「35mmフルサイズ換算」。
これは、フルサイズセンサー以外のカメラで撮影した写真の画角をフルサイズセンサーで撮影した場合,、何ミリになるかを計算する方法ですね。
同じ意味で「フルフレーム換算」や「クロップファクター」と言ったりもします。
なぜ35mmフルサイズ換算が重要なのか?
異なるセンサーサイズのカメラは、同じ焦点距離のレンズを使用しても、写る範囲(視野)が異なります。
例えば、APS-Cやマイクロフォーサーズなどの小さいセンサーのカメラでは、同じ焦点距離のレンズでもフルサイズカメラよりも狭い範囲が写ります。
これを補正するために35mmフルサイズ換算が使われます。
レンズを選ぶとき、フルサイズ機以外だと35mm換算〇〇mmと書いてます。
それを見て、どれぐらいの画角で写真が撮れるかが分かるようになります。
以下は代表的なセンサーごとの換算倍率です。
センサーサイズごとの換算係数
中判カメラ(4433センサー):0.79倍
フルサイズカメラ:1倍(換算不要)
APS-Cカメラ:1.5倍(Canonは1.6倍)
マイクロフォーサーズカメラ:2倍
例えば50mmのレンズで計算すると以下になります。
中判カメラ(0.79倍):50mm × 0.79 = 39.5mm
フルサイズカメラ(1倍):50mm × 1 = 50mm
APS-Cカメラ(1.5倍):50mm × 1.5 = 75mm
マイクロフォーサーズカメラ(2倍):50mm × 2 = 100mm
仮にA君がAPS-C/50ミリで撮影すると、となりの同じ位置でB君がフルサイズ/50ミリで撮影した場合、A君の写真は、B君の写真より画角が狭い写真(50×1.5でフルサイズの75mm相当)になるということです。
というわけで、毎回計算するのも大変なので、色々なセンサーの焦点距離ごとに表にしました。
35mmフルサイズ換算早見表
![](https://assets.st-note.com/img/1718160747261-nuVRr2X2G3.jpg?width=800)
※中判センサーはハッセルブラッドX1Dや富士GFXなどで使われている4433(43.8mm x 32.9mm)での換算倍率です。
※APS-Cはキャノンのみ1.6倍です。
※M43=マイクロフォーサーズ
Webサイトで簡単に計算ができる便利なサイト「35mm換算ドットコム」もあります。センサーの種類と数値を入力すれば35換算で何ミリかすぐに計算してくれます。
まとめ
フルサイズ換算は、特に風景写真やポートレート写真での画角の違いを理解するために役立ちます。同じレンズでも、センサーサイズが異なると撮影範囲が大きく変わるので、大体の数値を把握しておくと便利です。
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