太宰府天満宮と九州国立博物館・葛飾北斎展
6月1日、久し振りに太宰府天満宮を訪れました。
私の中では太宰府天満宮と九州国立博物館はワンセット。地図上では距離があるように見えますよね、2つを繋ぐ専用通路はエスカレーターと動く歩道なので、ラクラク移動できます。
展示に興味がなければ博物館に入らなくても大丈夫。私は天気が良ければ散歩がてら手入れの行き届いた季節の花々を眺めて、のんびり庭園を歩きます。博物館の外はトイレや休憩室、軽食を販売する車もあり、中に入らなくても十分楽しめます。
とても自然豊かな場所です。国立博物館まで足を運ばないと勿体ないですよ。
さて、目的の葛飾北斎展へ
昔、永谷園のお茶漬けを買うとカードが中に入っていましたよね。あの馴染み深い浮世絵!私のような昭和生まれは葛飾北斎は生活の中で目にする絵でした。
その葛飾北斎の肉筆画を実際に堪能してきました。
やはり年齢層が高く、平日もあってご年配の団体客で会場はとても賑やかでした。
版画も凄いですが、北斎の掛け軸も展示してました。それがとても迫力あるんですね、筆の跡とか墨の濃淡を間近で感じられたのが良かったです。
記念に購入した額絵です。これは冬になったら玄関に飾りたいと思ってます。
これの掛け軸があれば欲しかった、残念ながら販売してた掛け軸はあまり好みじゃなくて額絵で我慢。
太宰府天満宮・本殿
ちょうど朔日だったので、本殿では祭祀が行われていました。
生の雅楽もタイミング良く聴けてラッキー、とても澄んだ音、決して大きな音ではないのに人で賑わう境内の隅々に響き渡り、参拝客の皆様も足を止め聴き惚れてました。
太宰府天満宮は菅原道真公の墓所でもあります。そして代々の宮司は道真公の子孫の方。最後まで道真公の家臣であった方も同じように、代々神職として仕えています。…尊い主従関係ですね。
現在、菖蒲池が見頃です
賑わいを取り戻しつつある参道
嬉しい事に、博物館裏の駐車場は関西の高校のバスが列を並べていました。表の通りはガイドを先頭に歩く生徒達。
受験の神様ですからね、その日だけでも複数の学校が太宰府天満宮を訪れたようです。
以前の太宰府天満宮とはまだまだ比べ物になりませんが、参道は徐々に活気が戻りつつあるようです。
6月、7月は各神社で夏越祭が行われます。太宰府天満宮も今月は30日に大祓が執り行われます。
夏越しとは、気が穢れる時期に心身共に穢を祓う行事です。博多山笠も起源は疫病退散、これから本格的な夏を迎えます。体は基本ですからね、夏バテしないよう、もう一度太宰府天満宮を訪れたいと思っています。
ついでに…
前回の記事、紫陽花の色が不明とありましたが、何と白い紫陽花でした〜。
結局、逆さまに吊るす勇気はありませんでした。
今は巨大な白い紫陽花の塊が庭を占領しています。面白い事に中心は真っ白で西側は淡い青、東側はうっす〜いピンクに変化中。
おかげで今月はお花屋さんで切花を買わずに済みそうです♪
それでは、最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。