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【歌詞】タイトル:未定

花屋に足を向ける

5月の第二日曜日

変わらず優しい顔の店員さんに

くすぐったい気持ちになる


毎年同じでつまらなくないか

聞いた時のあなたの顔

赤い花弁が得意げに

揺れているから


照れくさくていつも言えない

ありがとうの気持ちと

僕の生まれた意味への問いを

ほんの少し乗せて

今年もカーネーションを

一輪贈ろう


傷つけると分かってた

いなくなってしまいたいとか

生まれてこなければよかったとかそんな

生んだあなたを責める棘


僕はまだ僕を見つけられなくて

見つけてくれたあなたに

あといくつ赤い涙を

流させてしまうだろう


僕が僕を見つけられないのは

あなたのせいじゃないと

気づいてからも行き場のない怒りを

受け止めてくれた

ねえ  生んでくれて

ありがとう


照れくさくていつも言えない

ありがとうの気持ちと

僕の生まれた意味への問いを

ほんの少し乗せて

今年もカーネーションを

一輪贈ろう


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