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【歌詞】タイトル:未定


コップの結露を指でなぞって

机の上の水たまりを見つめる

肘をついてため息ひとつ

溶けた氷が音をたてた


味気ない窓辺に風鈴を添えたら

それらしい風景になるだろうか

そんなことを考えながら

いつのまにか僕は眠ってまた休みが終わる


長い夏休みは僕たちにはもうない

こんなはずじゃなかったと

思った時にはもう取り戻せないから

夏に踊らされながらも

やりたいことはやるしかないんだ

でもたまにはこんな日があってもいいよね


子供たちのいない校庭

プールの消毒のにおいが風に乗る

並んだ朝顔のプランター

学校ってこんなに小さかったっけ


昔  夏休み中の学校は

見知らぬ場所のようで足早に

帰ったけど  おかしいな

今も見知らぬ場所のようなのにもう少しいたい


過去は過去って割り切れないよ

だけど戻りたい過去がここだけじゃ

寂しすぎるから  現在(いま)が過去になった時

戻ってみたくなるくらいの

時間は僕にしか作れないんだ

未来の僕にしかその価値は分からないけど


夏は日が長いっていうけど  忘れてないか

夏至はもうとっくに過ぎてる

それに一日の時間は変わらないことを

僕の時間はあとどのくらいだろう

やりたいことはやるしかないんだ

僕の時間は僕にしか作れないから


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