【歌詞】タイトル:未定
たんぽぽの綿毛が
私を追い越して
その先でふわふわ漂う
手を伸ばしたら
指の間すり抜けて
見えないほど高く昇った
待ち望んでいた春は
この風に乗って
過ぎ去っていく
そんなに急がないでよ
雨の窓辺にはもうあの子はいないのに
多摩川の土手
あの時の桜を
いつまで忘れずにいられるだろう
今はもう
静かに佇んで
力強く若葉が萌えている
このまま息を止めなければ
季節は廻って
くるでしょう
よく似た春を迎えるたび
あの子のにおいが薄れていく
綺麗事は言わないで
そんなの私も
知っているから
まだ心が追いついてないんだ
もう少しだけ寂しさに泣かせて
あの子のいない
初めての雨の季節がやってくる
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